2通のメール



  姉の光が別段からかう風もなく「あんた達いつ結婚するの?」と訊いてきた時、陽一はちょうど自室で買ってきたばかりの本を読んでいた。それはアメリカの著名なベストセラー作家が初の試みとして書いたというホラー小説だったのだが、幸か不幸か陽一にはその作品の恐ろしさというものが今イチ分かっていなかった。
「何言ってるんだよ」
  ただし話の内容それ自体にはやはりぐいぐいと引き込まれるものがあり、この時の陽一は本から目を離すのが嫌だった。だからいつものように勝手に自室に入ってきた姉にもベッドに寝転んだ格好のまま声だけを返し、その質問の意味についてもあまり深くは考えなかった。
  もっとも、そんな態度がいつまでもこの姉相手に通用するわけもないのだが。
「陽一ちゃん? 貴方、貴方の大切なお姉様がわざわざ声を掛けてあげているのに、いつまでその体勢でいるつもり?」
「………」
「普通だったら、『お姉様お帰りなさい! 疲れたでしょう、さあさあどうぞこちらへお座り下さい!』って、クッションの一つも差し出すものよ。その後は急いで下へ行って、美味しい美味しい紅茶を淹れてくるの」
「……何かあったの、今日?」
  仕方なくのろのろと起き上がった陽一に、光はぴくりと細い眉を動かした。いつでもこざっぱりに過ぎる彼女の髪型は前髪すらも大胆に短く切り揃えられており、何というか「ごまかし」のきかないスタイルをしている。彼女の堂々とした性格と整った容姿だからこそ出来る髪型なのだろうが、こうして不機嫌である時などはその気持ちがより一層はっきりと見えてしまう為、相手の方は堪らない。
「クッション」
「分かったよ」
  そんな時の姉に逆らってはいけないと長年の付き合いで重々承知している陽一は、諦めたようにベッドから下りると傍に放置してあった丸い薄手のクッションをすっと黙って差し出した。姉がそこまで来れば良い話だったが、ここでは「陽一がそれを敢えて差し出し座ってもらう」という事が重要なのだった。
「あと紅茶? 今日は何にする? アールグレイ?」
「飲みたくない」
「は?」
「やっぱりいらない。いいからそこに座って」
「……?」
  光はどっかりとクッションの上に胡坐を掻くと、事態が読めずきょとんとしている陽一にもっと傍に寄るよう命令した。陽一がそれに素直に言う事をきくと、光はようやっと話が出来るという風に大きく一つ息を吐き、改めて先刻放った質問を繰り返した。
「あんた達、いつ結婚するの?」
「だからそれ、何の話?」
「葉山怜といつ結婚するのかって訊いてんの!」
「するわけないだろっ」
  真顔な姉に陽一は顔を真っ赤にさせながら、それでも何とか怒り口調で反撃した。光が葉山との事をからかうのはこれが初めてではない、むしろ毎日と言っても良い……が、こんな「ベタな」ジョークを堂々ぶつけられた事はなかった。
  とはいえ、その冗談に思い切り反応し狼狽してしまう自分こそが情けない。なるべくそんな己を悟られないようにと、陽一は光からふいと視線を逸らした。
「バカな事ばっかり言わないでよ。何があったか知らないけど、嫌な事がある度俺に当たられても――」
「あんたが原因だからでしょ〜!」
「ぐっ!?」
  突然がばりと腰を浮かしてヘッドロックを仕掛けてきた姉に、陽一は瞬時目を白黒させた。姉のこのような過剰なスキンシップもこれまた別段珍しい事ではないのだが、如何せん突然過ぎた。じたじたと足を動かし、陽一は自分よりスレンダーな、けれど力だけは自分の十倍はあろうかという姉に「ギブアップ」のサインとしてカーペットをバンバンと叩いた。
「……全く情けない子ね。弱過ぎるわ」
  光はそのサインを正確に受け取ると、やがてつまらなそうにぱっと両腕を離した。そうして小さく唸ってこめかみを抑える憐れな弟を冷めた目で見下ろした後、光は今度はぐいと顔を近づけてその苦痛に歪む表情をまじまじと見やった。
「でも、そういうところが良いのかもね。やっぱり」
「は……?」
「弱々しい感じがさ。庇護欲をそそらせるというか。ああ、守ってやりたいって男心をくすぐるというか」
「何それ…。葉山の事…? それよりいきなり技掛けるなんて―」
「葉山じゃないわよっ。別の奴! 葉山はあんた、あれはあんたを守ってやりたいって柄じゃないでしょ! どっちかっていうとあんたに守ってもらいたいって思ってるクチでしょ!?」
「ええ…そうかな…」
「……ってあんたね。今、私が言った言葉の一つをさり気なくスルーしたでしょ」
「え?」
  自分が仕掛けたプロレス技のせいで未だ苦しそうな顔をしている陽一に光はいよいよむうとした顔をして、すうっと長い指先を差し出した。そのまま陽一の鼻を摘み、またそれで相手がおたおたするのを黙って眺める。
「も、もうっ。姉さん、やめてよっ」
  それを何とか自力で振り払い、陽一はいよいよ姉と距離を取るように再びベッドにのそりと上がった。本当に今日の姉はどこか御機嫌斜めだ。こういう時の姉は大抵職場で揉め事を起こしたか、男関係でトラブルがあったかのどちらかだ。
  しかし現在光は失業中なので、そうなると原因はもう残りの1つしかない。
「今の彼氏と喧嘩でもしたの?」
「はあ? イヤミ? あんた、それイヤミ? 私が今フリーなの知ってて言ってる?」
「ええ…? し、知らないよっ。姉さん、気づいたら彼氏出来てたり別れてたりするじゃないか…っ。別に、そんなつもりは…!」
「ほーう。恋人がいるかいないか分からない姉にいると断定して話を進めるなんて、やっぱりイヤミ大魔王だわこの子。自分が〜? 葉山とラブラブだからって? 幸せ絶好調だからって?」
「………」
「何黙りこくってるのよ。遂に無視作戦?」
「……別に」
「フン」
  あまりの突っかかりに陽一がとうとう不貞腐れたようになると、光もようやく責めるトーンを弱めて一息ついた。そうして再びクッションに座り直すと、「この間」と話し始めた。
「この間、お見合いパーティ行ったって言ったでしょ。友達の付き合いでさ。あの、相手医者しかいなかったって豪華ディナーのやつ」
「ああ…言ってたね。それ、先週の話じゃない?」
  光は活発で交友範囲も広いので、そうしたお誘いは度々かかる。本人はまだまだ結婚する気などないと言っているし、陽一の両親などは彼女に対して「ごくごく普通の幸せな結婚」などは全く期待していない。というか、もう諦めている。
  しかし何故かそうしたお見合いパーティにはちょくちょく参加する彼女は、その度知り合いになったという「新しい彼氏」とデートをしたり、極たまにではあるが、家に連れて来たりする事もあるのだった。

  そういえばそのお見合いパーティの後、誰か一人うちに来ていたような…。

「ようやく思い出したようね」
  陽一の顔色を見て光がやっと話が通じるというような顔でふんと鼻を鳴らした。陽一としては未だ話など通じるも何もなかったのだが、とりあえず姉の不機嫌の原因はやはり男絡みなのだなという事だけは分かった。
「あの時来た人がどうしたの。確か…速水(はやみ)さん、だっけ」
「そう。速水豊(ゆたか)。某大学病院の優秀な外科医。32歳独身で長身の超美形で趣味はヨットと乗馬っていう」
「そんな人、本当にいたんだね。姉さんが一番嫌いなタイプだよね」
  陽一がふざけるでもなく真顔でそう言うと、光も同じように真面目な顔で頷いた。
「そうなのよね。しかも一族みんな医者で? 家も凄いお金持ちで、別荘は世界各国にあって、車は国産車1台と外車3台。麻布にプライベート用のマンション買ってあるけど、そこに行くのはせいぜい2週間に1回で、通いの家政婦さんには毎日フレンチだのイタリアンだのを作らせるんだって」
「へえ…。でもそれ、ホントは冗談なんじゃないの」
「マジみたいよ。現にマンションも見に行っちゃったし。実家の方も見学に行ったし。ホント、どこの外国から切り取ってきた屋敷よ?って感じでさ」
「ふうん」
  確かに、速水なる男性とは陽一も1度自宅で顔を合わせただけなのだが、何というか漂う空気に気品のようなものがあると感じていた。上品で物腰も柔らかく、きっと凄く良い育ちなんだろうなと思わせるような。
  ただし、先刻も陽一が指摘し姉自身も認めたように、そんな絵に描いたような王子様タイプの男性は姉の好むところではないのである。光は口ではそういったシンデレラストーリーのような素敵な男性が現れてくれればと折に触れ言うが、人見知りの激しい弟の陽一に対し過剰な世話を焼くところからも分かるように、彼女が好むのははっきり言って「駄目人間」、つまりコイツには私がついててあげなくちゃと思わせるようなタイプの男なのだった。
  そして性質が悪い事に、光は自らの献身愛によってその駄目男たちが立派に成長すると、たちまちその相手に対する愛を消滅させ、また新たな駄目人間を探しに旅立つのである。
  つまり最初から「デキル男」など彼女の好むところではないわけで。
「それで、その人がどうしたの? 姉さんに付き合って欲しいとか言って凄くしつこくしてくるとか?」
  陽一の質問に光は憮然として身体を丸め頬杖をついた。
「まあ、最初はね…。私に興味があったみたいね。面白い人ですねなんて言われて、何かどっちかっていうと珍獣扱いだったけど」
「姉さんは誰の目から見てもおかしな人だよ」
「……陽一ちゃん?」
「そ、それで? その人がどうしたのさっ」
  すっと据わった目を見せる姉に慌てて陽一は先を促した。
「珍獣って言う意味じゃ、私もそいつの事珍しかったのよね。まあ面白い男がいたもんだなと。だって本当に必死に粗を探すんだけど、なかなか見つからないのよ。ホントにイイ男でさ、これが。そこがイライラして、私的にはもう完全NGなわけだけど…」
「けど?」
「……今日、最高級にむかつく事があったのよ。そいつ」
「何?」
「つっても、それ私が暴いたわけじゃなくて向こう自ら暴露してきたんだけど。というか、普通にさらりと言ってきたんだけど」
「だから何?」
「………」
「姉さん…?」
  なかなか言わない姉に陽一が不思議そうに首をかしげると、丁度その沈黙のタイミングを計ったかのように傍で陽一の携帯がメール受信を知らせる音を響かせた。
「……ん?」
  しかし、葉山からだろうかとすぐにそれを取った陽一の目に飛び込んできたものは、全く見知らぬ相手からのアドレス、それに「こんばんは」という簡素なタイトルだった。
「何だ…?」
「もうそろそろ寄越す頃かと思っていたわ…」
「は?」
  携帯を持ったまま陽一が本文を開く前に姉を見ると、光の方はじいっと睨みをきかせるような目線でぱっと手の平を差し出した。
「何?」
「見せて、それ」
「え? 携帯?」
「そう」
「な、何で…? 嫌だよ、この間だって葉山からのメール勝手に見…」
「葉山のは見ないからちょっと寄越しなさいっ」
「……っ」
  鋭く恫喝されて浅見がびくりとしながら携帯を渡すと、姉は当たり前のように今やってきたばかりのメールを開き、それを一読してからちっとあからさまに舌打ちした。
「ね、姉さん…?」
「つまりね、そういう事よ」
「……は?」
「まだ分からないの? もう、イライラする子ねっ。オニブさんなんだから!」
「は、はあ…? 何を分かれって言うんだよ、一体…!」
「このメールはね、速水さんからよっ。私があんたのメルアド教えたの! 教えてくれって言われたから!」
「……え?」
  突然言われた事の意味が分からず陽一が動きを止めると、光は更に額にぴくりと怒筋を浮かべ、皮肉な笑みを浮かべた。
「この間、家に来た時あんたに会ってね。一目惚れしちゃったんだって」
「は?」
「何ていうか、パーツの似た姉弟でこんなにも正反対ってところも相当ウケたらしいんだけどね。もともと顔は私が好みだったから、それがちょっと控え目に地味めになったあんたの作りは余計ツボだったんだって。男は化粧とかしないから飾り気がなくてさっぱりしてるからいいって。失礼しちゃうと思わない? 私そんな塗ったくってないっての」
「ちょ、ちょっと…」
「ほら、あんたが淹れた紅茶とかも凄く美味しかったって感動してね。そりゃそうよね、あんたはこの舌の肥えた私が直々に特訓してきたわけだから。そんじょそこらのお手伝いさんじゃー敵わないでしょうよ」
「姉さん、ちょっと…」
「光さんに従順な姿も凄く可愛かった、自分もあんな弟が欲しいとか言いやがってね、あの男だきゃ…! 誰があげるかっての。あんたは私が育てた超スーパー使い勝手の良い弟だってのに!」
「じゃ、何で携帯のアドレス教えるんだよ!?」
  思わず叫んだ陽一に光はきょとんとした顔をし、口を閉ざした。
「だって」
  けれどたちまちぶうと頬を膨らませ、光は突然子供のような顔をして見せた。彼女のいじけた時に見せるいつものわざとらしい作り顔だ。
「だって教えなかったら、まるで私が嫉妬したみたいに思われるじゃない。悔しいでしょ、そんなの」
「そ、そんな…! 困るよ…!」
「何が困るのよ。いい? 相手はあんたとお付き合いしたいって言ってきてんの。弟が欲しいとか言っておいて! はっきりと! 恋人になって欲しいんだってさ。だからこれから猛烈アピールするって言ってるし、このメールも早速デートのお誘いよ。だからね、私が言いたいのは……こっぴどく振ってやれって事! 大体、この私を素通りしてあんたを気に入るってところが相当むかつくわよね。別にあんな男どうでもいいけど、あんたに目をつけたってところはやっぱむかつく。モテ女光様のプライドにも傷がついたし」
「俺、嫌だよ…! あ、会わないし…! メールも返事なんかしないからね!」
  あの時とて姉の友人だと思ったからこそ、速水には失礼がないようにと必死に接待しただけだ。突然付き合って欲しいとかアタックするとか言われても、当然の事ながら1度会ったきりの人間にそんな風に言われても困る。

  第一、こんな事葉山には絶対に知られたくない。

  陽一は知っていた。たとえ自分にやましいところがなくとも、こういった問題はとても深刻だ。恋人に自分以外の誰か別の影があると知った時、人はどれほど胸を塞がれ苦しい思いをする事か…陽一はその感覚を知っている。身を持って体験済みなのだ。
  しかし姉の光はそんな陽一に追い討ちを掛けるように言った。
「あ、一応葉山には私から連絡しといてあげたから。強力なライバル出現!ってね。相手、押しの強い大人の男だから、陽一なんかすぐ流されて食べられちゃうだろうし、くれぐれも気をつけなさいって」
「な……っ」
「いやあ、その時の葉山の顔、面白かったあ。私殺されるかと思った」
  あははははと呑気に笑う姉は、しかしながら実際本当に葉山には凄まれたのだろう、「だからね」と一番最初の話題に戻ると言った。
「だから、あんた達さっさと結婚しちゃいなさい。この先だってどっちにどんな相手が言い寄って来るか分からないんだし。結婚しちゃえばこっちのもんよ。ね? 余計な虫も減るでしょう。…ま、結婚してたって虫が付く時はつくんだろうけど」
「…………」
「さ、話は終わったから、お風呂にでも入ろうかな!」
  殆ど石化状態の陽一を置き去りに、光は一人でぺらぺらと喋り終わった後は、弟の様子などまるで構う風なくバタンとドアを閉じて出て行ってしまった。
  部屋には陽一と、未だ持ち主が見ていないメールが入った携帯が1個。
  プルルルル……
「……っ」
  するとまたその沈黙を見抜いたかのように、再び先刻の無機的な電子音が陽一の耳に飛び込んできた。それにびくりと肩を揺らした事によって石化は解く事ができたのだが、ライトの点滅する携帯は何か恐ろしいもののようで、陽一はそれを手にする事に暫し躊躇してしまった。
「………」
  それでも何とか手を伸ばし差出人の名前を見ると、果たしてそれは葉山だった。
「葉山…?」
  驚いて、急ぎ本文を開いた。葉山からのメールはそれほど頻繁にあるわけではない。いつもは電話が主流だし、それに何よりこんな話の後だ。自然と緊張でごくりと喉が鳴ってしまった。
「あ……」
  そしてメールを見た瞬間、陽一は思わず一言声を漏らし、口を閉じた。
  たった一行。
  そう、それはすぐに読み終えてしまう11文字だ。けれどだからこそ、陽一はメールが来た理由に納得がいった。これを電話で言うのは照れくさい。実際また会った時は躊躇いながらもきっと口にして言ってくれるのだろうけれど、それでも葉山は今この時、陽一に冷静な声で「これ」を言う自信がなかったに違いない。

  《陽一。俺以外見ないで。》

「バカだなあ……」
  一体どんな顔をしてこれを打ったのだろう…。そう思うと陽一の心はじんと温かく響き渡り、同時にぶるりと背筋が震えた。葉山には昨日会ったばかりなのに、もうこんなに恋しい。不思議だった。葉山に与えられた熱もキスも全てが愛おしくて切なくて、今すぐにでも会いたい、そう思った。

  《今から、行ってもいい?》

  だから急いでそう返事を打つと、陽一はすっと立ち上がった。返信を待たずしてもう色々と動き回りながら頭の中で考える。今から家を出たら葉山のアパートへ着くのは21時頃、それならまだビールを買って一緒に飲んだりできるかな。少し寒いかもしれないからパーカーを羽織って行こうか。着く前に電話をしたら、葉山は駅まで迎えに来てくれるだろうか…。そしたら一緒にコンビニで買い物ができる。
「あ…そうだ」
  そこまで考えた後、陽一はふと思い出したようになって既にジーンズの尻ポケットにしまいこんでいた携帯を取り出した。もう出掛ける為の準備はすっかり整っている。だから後はこれだけだと、陽一は葉山の前に来た速水からのメールをタイトルだけじっと眺めやった。
  それから、その内容を見る事なくすぐさま消去のボタンを押す。
「よし」
  何度送られても何を言われても、自分はこれからもこうする。相手に申し訳ない気持ちもしたけれど、そうする事に迷いはなかった。
  部屋を出る間際、恐らくは葉山からの返信だろう、再びメール受信を知らせる電子音が鳴った。
「姉さんー! 俺、ちょっと出かけてくるからー!」
  けれど陽一はそれを確認する間も惜しいというように部屋のドアを閉めると、そのまま姉に向かって声を張り上げながら階段を下りた。
  早く、一刻も早く葉山の顔が見たかった。










どなたかが嫉妬する葉山が見たいと書いて下さっていたので、
ほんのちょこりと嫉妬させてみました(っていうか一行だけ…)。
本当は浅見に一目惚れする攻め男、同じ大学の人とかにしようと思ったのですが、
お礼更新なので極端に走ってみました(笑)。