―epilogue―



  触れるような優しいキスが何度も唇を行き来しているのを感じて、歩遊はゆっくり目を覚ました。
「もう昼だぞ」
「…うん」
  傍には俊史がいた。不意に目を覚ました歩遊にどこかバツの悪そうな顔をしている。
  歩遊は寝ぼけ眼のままそんな俊史を暫し見つめた後、慌ててがばりと起き上がった。なるほど窓から差す日の光はとても眩しく、部屋もエアコンがついてから大分経っていると分かる暖かさだ。何より俊史が既にきちんと着替えを済ませているところからして、かなりの寝坊をしてしまったのだろうと分かり、歩遊はぼさぼさの頭をしきりと片手で撫でつけた。
「歩遊。起きて早々最悪の知らせだ」
  そんな俊史は歩遊が顔を洗ってリビングに来ると、テーブルの上にほかほかの三段式ホットケーキを寄越しながら本当に「最悪なこと」が起きたと言わんばかりの顔で渋面を作った。
「何?」
  歩遊としては秋がくれた蜂蜜たっぷりのホットケーキが目の前にあるから、どうしてもそちらに意識を奪われそうになるが、「悪いこと」と聞いてはそうも言っていられない。もっとも、本当に「最悪」なことが起きているのなら、俊史とてこんな風に呑気にホットケーキなど焼かないだろうし、よほどのことがない限り、歩遊にとって俊史とこんな風にいられる朝は決して最悪などではないのだった。
  それに昨日。俊史は自分の「無茶苦茶」を認めながらも、そして歩遊もその「無茶苦茶」に困惑しながらも、結局それを二人で笑い合うことが出来たから。これからも一緒にいようと確認し合うことが出来たから。そして目の前にはホットケーキ。
  歩遊にはハッピー過ぎて悪いことなど想像も出来ない。
「親父がこっちに向かってる」
「え?」
  けれど俊史にはそれは本当に訪れて欲しくない不幸らしい。未だむかむかした風ながら、俊史は何度か自分の携帯を忙しなく見やり、ハアッと居た堪れないといった風に嘆息した。
「あの野郎、来るなって言ったのに。だから歩遊、もう荷物まとめろ。あいつが来る前にここを出るから」
「ええ? でっ、でも」
「でもじゃねえよ。どうせ帰るつもりだったし…。あんな奴の顔、見たくないだろ」
「僕は別に…」
  俊史の父親・貴史は優しいし楽しいし、歩遊は大好きである。会いたくないなどということはない。
  けれどじろりと睨み据えられて、歩遊はごまかすように目の前のホットケーキに意識を向けた。焼き立てのそれはふわふわとした狐色で見るからに美味しそうだ。傍に秋の蜂蜜の瓶が置かれたことにもほっとした。もしかすると俊史はもう彼の蜂蜜を出してくれないかと心配していたのだ。帰ってからも、俊史は秋のことはもう話すなと歩遊に何度となく繰り返すし。
(秋さん……もう会えないのかな?)
  秋は東京の大学に行っていると言っていたけれど、今となっては、歩遊はそのことにも半信半疑だ。もう一度秋のあの不思議な家に向かったとして、その家が本当に存在しているかどうかも訝しんでいる。それくらい昨日の出来事は奇妙だった。
  二人は恐らく同時刻に秋と対面し、話し、そして同じことを尋ねられたのだ。
  そして歩遊の場合は、秋へその明確な答えを告げる前に彼の姿を見失ってしまった。
  秋は本当にこの世にいた人物なのか。もう一度訪ねれば分かるかもしれないが、俊史は帰ると言っているから、きっとちょっと立ち寄りたいと言っても許してはくれないだろう。
「歩遊」
  そんなことをつらつらと考えながらホットケーキにナイフを切りいれていると、俊史が不意に呼んでぽんと傍に携帯電話を置いた。
「え?」
  それは歩遊の携帯だ。驚いて顔を上げると、俊史は決まり悪そうな顔をしながらも「持っておけ」と言った。
「でも…いいの? だって――」
「やっぱりないと不便だからな…。昨日みたいに、急に逸れた時なんかにすぐ連絡出来ないし」
「うん…」
  もう返ってこないのではないかと思っていたメタリックブルーのそれに少しだけ触れて、歩遊はぽっと胸に安堵の気持ちが灯るのを感じた。
  あの時、「もう持つな」と一方的に言われて取り上げられた時は、いつもの如く何も反論出来なかったが、本心では「嫌だ」と思っていたし酷く落ち込んだ。俊史は歩遊の気持ちを優先しない。お前の気持ちなど関係ないと昨日もはっきり言われた。
  けれど実際は、決してそんなことはないのだと思える。
  今はそれが分かる。
  俊史は歩遊の気持ちを無視したりしない。
「早く食えよ。あいつ来る前に出るんだから」
「う、うん。おじさん、何時頃こっちに来るって?」
「分かんねーけど、メールの感じだと夕方前には来そうだな」
  俊史は言いながらようやく腰を下ろし、おもむろに歩遊の唇の端を指で拭った。しかもパンケーキの欠片でもついていたかと慌てる歩遊に、俊史は更に顔を寄せて有無を言わせぬ口づけをした。
「ん……」
  ゆっくりと俊史の舌が入り込んできて、歩遊は自分と同じ秋の蜂蜜の味を感じ取った。ああ、俊史もホットケーキを食べたんだ。甘い物はあまり好きではないはずなのに、でも嬉しいと思いながら、歩遊はその心地よさに乗じて自らも積極的に俊史に身体を寄せた。
  俊史が好きだと、全部で伝えたかった。

「……おい、冗談だろ」

  けれどその二人の幸せの時間は、全てを凍らせるかのような冷たい声でいきなりびりりと破られた。
「あっ…」
「何でいるんだッ!?」
  歩遊は絶句しただけだったが、同じように驚いた俊史はバッと立ち上がってそのまま甲高い怒鳴り声を上げた。
  一体いつドアを開けて入ってきたのか、俊史の父・貴史がボー然とした様子で立ち尽くしていたのだ。
  見られた。キスしているところを見られてしまった。
  歩遊はさっと蒼褪めて途端どうしようと身体を震わせたが、俊史の方は驚きや戸惑いよりも怒りを優先させているようで、未だ自分の父親を威嚇するように「いきなり来てんじゃねえよバカ!」と暴言を浴びせた。
「このクソガキ……最近調子に乗り過ぎだと思っていたが、とんでもないことしてくれやがって」
  その貴史は普段歩遊に見せるものとは全く異なる物騒な表情で俊史のことを睨みつけていた。二人のキスには然程驚いた風もないが、息子が「とんでもないこと」をしでかしたという気持ちは間違いないのか、およそ似つかわしくない動作でずんずんと大仰に歩み寄り、彼はいきなり俊史の首根っこを引っ捕まえて宙に浮かせた。背丈こそ高いが、すらりとしたスタイルの貴史のイメージとはおよそかけ離れた、それはとんでもない怪力だった。
「てめ…何すんだよ!」
「黙れこのエロガキ! 前から危なっかしいとは思っていたが、よりにもよって歩遊ちゃんに手を出すなんざ……ミキさんたちに何て言やいいんだ!」
「今さらだろ、そんなもん!」
「開き直ってんじゃねえぞ! お前がどこの女に手ェ出そうが、そんなのはどうでもいいが、前から歩遊ちゃんだけは駄目だっつってただろうが、このバカ!」
「離せ、テメエ! 大っ…大体、その台詞、お前、それでも親かッ!?」
「歩遊ちゃん!」
  俊史の叫びを無視し、おまけにその息子をぽいとゴミのように投げ捨てた後、貴史はまるで土下座でもしようかという勢いで歩遊の傍に膝をつき、傍に寄って悲壮な顔を向けた。
「本当にごめんな。このバカを放し飼いしていた俺たちが悪かった。前から薄々バカだとは思っていたが、まさかここまで暴走するとは思っていなかったんだ。これでも一応俺の子どもらしいから、そういう分別だけは持っているもんだと思っていたんだ。これはどっちかっていうと真理恵の血かもな」
「あの、おじさ……」
「お袋に責任転嫁かよ……どっちもどっちだろうが。つーか、歩遊から離れろ!」
「お前が近づくな、このバカ! 今後一切、歩遊ちゃんには近づくんじゃない!」
「えっ…」
  これには歩遊が嫌だと言わんばかりの声を上げたが、貴史はそれに驚いたように目を丸くした後、心底憐れむような様子を示してかぶりを振った。
「あまりにバカと長くい過ぎたせいで歩遊ちゃんも感覚が麻痺してるんだな…。可哀想に。ああ、やっぱり俺がついているべきだったな。来るのが遅過ぎた」
「来なくていいんだよ! お前、メールした時には既にこっちに向かってたのかよ!」
  俊史は実父の貴史を嫌いだが、どちらかというと苦手と言った方が良いのかもしれない。精一杯逆らってはいるのだが、いちいち相手をしていると疲れるのか、放り投げられた後もどこか脱力したように憮然として、しかも敢えて視線を合わせないようにしている。歩遊にしてみると二人はどこか似ているところがあるとも思えるのだが、破天荒という意味では、確かに貴史の方が年齢の割には子どもじみている。それに戸惑うこともある。
  その貴史は俊史の質問に自らもむっとしたようになりながら答えた。
「当たり前だ。行く前に言ったら、お前、歩遊ちゃん連れてさっさとここを出るだろう。だからすれ違いを避ける為に直前で連絡したんだ」
「相変わらずむかつく奴だな」
「おいおい……今の俺のむかつき具合に比べたら、テメエのむかつきなんざクソでもねーんだからな。あまり調子に乗るなよ、チンカス」
「あぁ!?」
「やっぱり急場しのぎのお目付役じゃこいつの暴走を止めるのは無謀だったんだな。ったく、真理恵の奴が放っておけなんて言うからこんなことに……」
「お目付け役?」
  歩遊がその言葉にきょとんとすると、不意に玄関先から「わん!」という元気な声が響いた。驚いてそちらを見ると、そこには秋の犬・フォレストと、申し訳なさそうにその場に佇んでいる秋の姿があった。
「秋さん!」
「テメ…」
  歩遊と俊史、それぞれがそれぞれの反応を示した。
「どうも…」
  秋はそんな二人に少しだけ決まり悪そうに笑った後、フォレストが咥えていた紙袋を取ってそれを玄関先に置いた。
「えーっと、これ、昨日出したケーキなんだけど。歩遊君、凄く感動していたのに食べられなかったでしょ? だからもう一度作り直して持ってきたので、良かったら」
「秋さん……」
  全く普通にその場にいる秋を何とも不思議な気持ちでまじまじと見やる歩遊に、ようやく落ち着いて立ち上がった貴史が「まぁあがったら?」などと気さくに声を掛けた。
  これには歩遊だけでなく、俊史の方も意表を突かれた顔を見せる。
「お前…こいつのこと、知ってんのかよ」
「こいつって、何だその口のきき方は。相変らず生意気な奴だな。秋君はこう見えてもお前たちよりも年上の大学生じゃないか、敬語を使え、敬語を」
「『こう見えても』は余計ですよ」
  はははと情けなく笑う秋は、しかし確かに大学生という割にはどこかあどけない仕草も見せる。傍では愛犬のフォレストがそんな主人や周囲の人間のざわつきを「賑やかで楽しそう」と解釈しているのか、ご機嫌にハッハと舌を出して喜んでいる。
「秋君とは昔ここへ遊びに来た時、何回かは遊んだことあるじゃないか。覚えてないのか」
「知るかよ、そんなの。というか、こいつ人間だったのか…」
「え?」
「は?」
  俊史の独り言のような呟きに秋当人と貴史が思い切り怪訝な顔をした。歩遊だけはその意見に同意だったのだが、やはり俊史もが秋を普通のヒトとは思っていなかったのかとは、この時になって初めて知った。
「何を言っているのか分からんが…。まぁとにかくだな。お前らが二人だけでここへ来るというから、どうしたって心配だろう。だから、丁度こっちに帰省するっていう秋君にお前たちの様子を時々でもいいから見ておいてもらうように頼んだんだ。俺が。バイト料込みで」
「すみません。バイト料はもういいです」
  何の役にも立てなかったんでと秋は更に申し訳なさそうに言った後、ようやく歩遊の方を見やった。その目はやはりとても優しいものだったのだが、昨日俊史のことを色々訊いてきた秋とは違うものだと感じた。
「おじさんが……二人は昔から兄弟みたいに育った仲の良い幼馴染なんだけど、最近はどうも様子がおかしい……というか、まあ、つまり…その、つまり、『そういう関係』なんじゃないかって心配していて。俺はそんなまさかって本気にしていなかったんだけど、とにかくついででいいから時々様子見てくれって言うもんだから。それで海岸に行った時、ちょうど歩遊君が独りでいたから、わざとらしく話しかけたりもしたんだけど」
「そうなんですか」
「でも、いくら何でも、直接『君たちってそんな関係なの?』とも訊けないでしょう?  昔遊んだって言っても…悪いけど、俺もそんな記憶にはなかったしね」
「訊いたじゃねえかよ」
「え?」
  俊史がぼそりと、最大級の機嫌の悪さで言った。
「昨日は思いっきり、付き合っているのかって訊いただろうが!」
「え? あ、ああ、あの、うちでね。うん、訊いたね。だって、あんな展開になったら、そりゃ訊くでしょう? 俊史君、俺が歩遊君とちょっと笑い合っただけで凄く怒るし。これはおじさんの言っていることもいよいよ冗談に出来ないなって思って。それでつい、ね。でも怒って帰っちゃったでしょう? やっぱり悪かったなって思ったんだよ」
「別に悪くないよ。そのままはっきりさせて、歩遊ちゃんだけも保護してくれれば良かったのに」
「無茶言わないで下さいよ」
  貴史の悔しそうな言葉に秋は思い切り苦笑して、「とにかく、そういうわけだから」と傍に置いた紙袋を更にずずと部屋の中へと押し込んだ。
「これ、図々しく二人のことに踏み込もうとしたお詫びだから。俺は、あんまりそういう世界のことはよく分からないけど、まあ、人は人だから。二人がいいんなら、それでいいんじゃないかな?と思いますよ」
「よくないって! 秋君はねえ、俗世離れした研究ばっかりしているから、そういう呑気なことが言えるんだよ!」
  貴史は釈然としないように地団太まで踏む勢いだったが、未だ割り切れないというかもやもやとしたものを残しているのは、当然俊史と歩遊の二人であった。
  目の前にいる秋はあまりに普通の態度だ。昨日は決してそれだけではなかった。怒って帰ろうとした俊史たちを物置に閉じ込め、二人をバラバラにした後は、何故かほぼ同時刻に二人に対してお互いへの気持ちを確認してきたり。不可解な、とても普通の人間ではなしえないことを沢山してきたのだ。
「物置に閉じ込めたのは何でだよ」
  だから俊史は歩遊よりも先にそのことを確認したのだが、これには恐らく二人が半ば想像していたようなリアクションで秋は返した。
「え? 何のこと? 閉じ込めたって……誰を? 君たちを?」
「そうだよ……」
  俊史の頷きに秋は本当に訳が分かっていないように惑ったような笑みを浮かべた。
「何のことか意味が分からないけど…。昨日二人はあのまま帰っちゃったでしょう? 俺はその後のことは知らないけど」
「じゃあ秋さんは、やっぱり普通の秋さん?」
  今度は歩遊が訊くと、秋はますます困惑したように肩を竦めた。
「普通か普通じゃないかって訊かれたら、極めて普通だと思うけど」
「普通じゃないのはお前だ、お前」
  また貴史が茶々を入れたのでそこで室内は再び壮大な親子喧嘩に発展していくのだが、歩遊はそれを何となく遠くで聴く思いをしながら、玄関先で同じようにどうして良いか分からない所在無げな秋をじっと見やった。
  昨日、「我慢していたんじゃないの」と試すように訊いてきた秋。
  けれどここにいる秋は、俺を選べばいいと言っていたシュウとは、違う。
「でも磯城山からどうやって…」
  秋の傍に寄っていきながら、歩遊は何ともなしにそう呟いた。傍にある秋がくれた紙袋の中を覗くと、確かに昨日感動したお菓子が綺麗な包みに入ってそこにある。
「磯城山? あの磯城山? 歩遊君も行くの? 確かに近いもんね」
「え?」
  すると秋が少しだけ驚いたような顔をしながらそう訊いた。
  歩遊がそれよりももっと驚いた風になると、秋は自分もあそこへはよく行くよと何でもないことのように言った。一時は区画整理で大分削られてしまったが、地元住民やボランティアを中心とした磯城山の植生や周辺に棲息する動植物の調査が実を結んで、今では一部の場所で養蜂や花の栽培を積極的に行って、都外からもハイキングに来る人間が増えているのだという。自分が通う大学でも磯城山が学究対象になっているとかで、あそこは馴染みが深いのだと秋は言った。
  歩遊はその話を何となく耳に入れながら、頭の中に掛かっていた靄が少しずつ解けていくような気分を味わった。とても信じてはもらえないだろうから人には言えないけれど、自分の中ではすとんと納得し、次いで何やら例えようのない喜びが湧き上がるのを感じた。
  だから歩遊は急いたような気持ちで早口にまくしたてた。
「あの…東京に帰ってからも、また会ってもらえますか」
「え? うん、もちろん。俺はいいんだけど」
  あの彼氏は大丈夫かなあと、秋は真面目に心配するような顔で未だ父親と言い争いをしている俊史を見やった。もう派手な言い合いは終わったようだが、口数が減った分、険悪な空気は増しているようだ。
  その俊史がちらとこちらを見て、秋と並んでいるのを認めても何も咎めようとしないことに歩遊は「あれ」と思った。貴史がいるからというのもあるかもしれないが、起きてすぐに携帯を返してくれたことと言い、作ってくれたホットケーキに秋の蜂蜜が添えてあったことといい、俊史が少しだけ違うと歩遊は思った。
  それは何だか良い予感。
「俊ちゃんにも話してみます」
  だから歩遊はそんな俊史ににこりと笑いかけて秋に言った。
「きっとちゃんと話したら分かってくれると思うから」
  俊史は再び貴史に何事か話しかけられたせいで、歩遊の台詞をきちんと聞き取れなかったようだ。秋に何を言ったのだろうという顔で眉をひそめてはいるが、歩遊から視線を逸らさない割にすぐ駆けつけて「何を話したんだ」とは言わない。
  それで歩遊はもう一度、嬉しくて笑った。
  俊史に話したい、言いたいことがたくさんある。時には我慢もしてしまうかもしれないけれど、でもこれからは。
  今までとは違う関係で俊史と向かい合いたい。歩遊はこの時、はっきりとそう思い始めていた。



……End





最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。


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