仲間たちによるひーちゃん観

第2回 「銀の竜」1周年記念!!〜男性陣対談編〜


司会進行係:比嘉焚実
出演者:蓬莱寺京一/醍醐雄矢/雨紋雷人/紫暮兵庫/如月翡翠/アラン蔵人/紅井猛/黒崎隼人/霧島諸羽/劉弦月/壬生紅葉/村雨祇孔/御門晴明/(計14名)


比嘉「え、えーと(緊張)。何かエライ大任を引き受けちゃったなあ……」

京一「どうでもいいから早く始めようぜ」

比嘉「あ…わ、分かった。それでは、今日はここのサイト『銀の竜』開設1周年を記念して、ズバリみんなで……え、えーと、みんなで? 何すりゃいいんだ?」

京一「何だよ、司会のくせに知らされてないのかよ?…って俺も全然知らないで連れて来られたんだけどよ」

醍醐「うむ。以前に女性陣対談というのをここでやっていて、『いつか男性陣対談もやってくれ』という声があったらしいのに、ここの管理人がずっと放置していたらしいのだが」

村雨「だから1周年にかこつけて、ここで俺らに好きに話させようって事なんじゃねえのか?」

雨紋「はあ。な〜んか、いい加減な企画だねえ」

劉「なあなあ、ところで折角の記念対談やのに、肝心のアニキは何処行ったん?」

比嘉「あ、何でもここは龍麻の事を語る部屋だから、当人は一応呼ばれない事になってるらしいよ」

霧島「だからここで龍麻先輩について好きに語ろうってわけですね!」

比嘉「まあそういうことみたいだけど…。でもこの大人数で何をどう語るんだ(汗)?」

アラン「ハーイ! 好きに喋っていいならボクから話すネ! ボクはアミーゴが大好キ! でもここのサイトは大嫌イー!!」(きっぱり)

京一「……お前の話、これっぽっちもねえもんな」

アラン「そうデース! 総受けサイトにあるまじき怠慢デース! ここの管理人は馬に蹴られて死んじまえネー!!」

雨紋「か、過激…」(苦笑)

京一「おい、雨紋。そういうお前だってホントは面白くないって思ってんだろ? 冷遇されてんもんなあ」

雨紋「はっ、オレ様はそんな小さい事にはいちいち目くじら立てないんだよ。現実で龍麻サンとは十分触れ合ってるから、こんな空想サイトに用はないね」

京一「おい、テメエ! 触れ合ってるってのはどういう意味だよ!?」

如月「落ち着け、蓬莱寺。どうせ一緒に食事したとかそういう類の話だろう」

霧島「…随分余裕ですね、如月先輩」

村雨「へっ。メインで大切にされてる若旦那は余裕にもなるだろうさ」

御門「そういうお前もこの間まで連載などさせてもらっていたじゃないですか」

村雨「まあ、そう妬くなよ。お前だって、作品がないよりマシだろ」

黒崎「そうだぜっ! ちょっとここのサイトは偏りがひどいと思うぞ!!」

紅井「そうだそうだ! 俺っちたちももっと出せってんだ!!」

京一「お前らなんかどうやったってひーちゃんと結ばれるわけねーだろ! 所詮ギャグ要員なんだよ!」

黒崎「何っ!? このクールで強い正義のヒーロー黒崎隼人によく言えるな、そんな事! 大体顔なら蓬莱寺、お前より俺の方が美形だぞ!」

京一「馬鹿言ってんじゃねえよ! どう考えても俺が1番カッコいいだろうがよ!!」

比嘉「まあまあ。顔の良し悪しは個人の好みにもよるから」

雨紋「いや、でも顔は結構重要なポイントだぜ? その点で言えば、オレ様だって結構イイ線いってると思うけどなあ」

紅井「俺っちだってヒーローにふさわしい顔してるぜ!!」

霧島「それはどうかなあ……」(ぼそり)

紅井「あん!? 何か言ったか!?」

霧島「いいえ、何も。ただ、正当派の顔ならやっぱり先輩たちよりこの僕の方が―」

京一「こら諸羽、テメエ! 何でしゃばろうとしてんだよ! ここは尊敬する先輩を立てろっての」

霧島「でも京一先輩、僕は嘘をつくのが苦手なんですよ」

壬生「…………フン」

霧島「!……何ですか壬生先輩? 何か含むところがおありのようですが」

壬生「……別に」

アラン「oh! 顔ならボクも自信アルネー! ボク、学校でもモテモテよー」

如月「どうでもいいが、もう少し音量を下げて話せないのか。耳元で煩い」(むっつり)

御門「……やれやれ、こんな対談何の意味があるのやら」

村雨「どいつもこいつも我が強ェから、ちっともまとまりゃしねえじゃねえか」

京一「そりゃお前もだろ!」

比嘉「あーもう! ちょっとお前らいい加減にしろよ! とりあえず! 何かテーマ決めて話してもらう事にしよう! えーと、1周年を迎えて今後このサイトに望む事、それでいかないか?」

京一「望む事ォ?」

村雨「別にねえなあ」

比嘉「あ、言っておくけどその要望はあからさまに管理人に直通でつながるから。心して述べるように」

醍醐「それならいっそのこと1人ずつ紙に書いて申請でもしたらどうだ? 1人ずつに喋らせるとまた収拾がつかなくなるだろう? 紫暮のように、控えて喋らん奴は一言も発せられないしな」

比嘉「……あ。そういえば紫暮さん、あんた何も話してないけど?」

紫暮「……………」

比嘉「? あ、あの……?」

壬生「寝てるよ」

比嘉「は?」

壬生「さっきから寝てる。退屈だったんだろう」

比嘉「あ、あのなあ!!」

劉「なあなあそれより早ぅ紙回して〜。わい、書きたい事あるん〜」

比嘉「わ、分かった! それじゃあ、みんなそれぞれ今後の『銀の竜』に望む事を書いてくれ!!」


―こうして、それぞれが思い思いの事を書く事になり―


比嘉「……よし、それじゃあ開票だな!」

雨紋「誰が何書くか、なんて、結構想像できるけどなあ」

比嘉「まあとにかく開票しようぜ…って…ん……」

京一「どうしたんだよ?」

比嘉「………。や、やっぱりこの議題は良くなかったみたいだ。なかった事にして、と(焦)!」(ぐしゃり)

京一「あー!! おい、テメエ! 何捨てようとしてんだよ!! 折角俺が―」

比嘉「せっかく俺が?」(じとー)

京一「せ、せっかく……」

霧島「京一先輩、どうせや〜らしい事でも書いていたんでしょう。困るなあ、もう」

如月「まあ、どうせそんな案、開票していたとしても採用されないだろう」

劉「えー、でもわいの要望までカットせんといてや〜」

アラン「ボクのもデース! 折角アラン主の部屋作ってとお願いしたデース!!」

壬生「……つまり、どうせみんな自分と龍麻の話をと希望しただけなんだろ」

黒崎「俺は具体的に書いたぜ! 『悪漢に襲われたひーちゃんをコスモブラックの活躍で見事救出』って話だ!!」

紅井「何ィ!? 俺っちと全く同じじゃねえかよ!!」

黒崎「何だと!? おい、猛!! お前、パクリはやめろよな!!」

御門「まったく、騒がしい……」

村雨「ふっ…。どうせこんな事になると思ったぜ」

醍醐「しかし比嘉。その…だな。開票しなくてもいいから、管理人にはそれ渡しておいてくれよ…ごほ」(赤面)

雨紋「何書いたんすか、醍醐サン」(苦笑)

比嘉「はあ〜。し、しかしみんな過激だなあ(汗)。俺なんか遠慮がちに『遠距離恋愛SS』をって書いただけだぜ。…って…あれ? あれ〜? これは…?」

京一「? どうしたよ、何か変な事書いてるやついたのか?」

比嘉「え? い、いやあ…こ、このさ。『九主部屋の充実+それゆけ鬼道衆!サークル案内のページ増設』って…」

雨紋「あん?」

京一「!! ま、まさか、あいつら…!!」

???「こそこそこそ…………」

京一「!! こら、そこの!! 待ちやがれ!!」

???「びくうっ!!」

京一「テメエら、呼ばれてもねえのに何しに来やがった! また訳分からないもん希望しやがって! おまけにテメエらの事まで―」

雷角「皆の者、逃げるぞ!!」

鬼道衆「おおー!!」

水角「ほほほ! ここのサイトの目玉は最早如主などではないわ! 読者の皆様は我らが御屋形様とひーちゃん様の幸せを願っておるのよ!」

炎角「イエーイ! そして俺たちが書く同人誌を待ってるんだぜー!」

風角「目指せ、九主ONLYサイト!」

岩角「わーい、御屋形様とひーちゃん様のちゅー!」

如月「……蓬莱寺、そいつらに手を出すな。この僕が一刀両断に斬り捨ててくれる…!」

壬生「如月さん、僕にもやらせてください、前々から気に食わない連中だと思ってたんです」

雨紋「俺も加わるぜ。敵の分際で、最近調子に乗ってるなとは思ってたんだよ」

アラン「イエーッス! 彼らのせいでボクの出番も減ったねー!」

コスモレンジャー「正義のヒーローの前によくもぬけぬけと現れたものだ! 覚悟!」

村雨「そういうわけで」

御門「覚悟してもらいましょうか?」

劉「覚悟しいやー!」(でも何だか楽しそうな劉)

京一「へへへ…それじゃあ、みんなでやっちまうか? おい、醍醐?」

醍醐「うむ。おい、紫暮。お前もいい加減に起きないか」

霧島「まあ、いいじゃないですか。僕たちだけで十分ですよ、こんな雑魚」

鬼道衆「逃げろーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

全キャラ「逃がすかーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

だだだだだだ……

比嘉「…………さ、帰ろうかな」(帰り支度)

だだだだだだ……

比嘉「ん?何だ?」

佐久間「ババーン!! よっしゃー! 来てやったぜ、このやろう! おい、1周年を記念して、この俺と緋勇の部屋を作りやがれー!」

比嘉「……………」

佐久間「作り…やが……?」

比嘉「さ、帰ろ帰ろ」(去って行く比嘉)


そして誰もいなくなった。


佐久間「…………おい」


しーん。


佐久間「やっぱりこんなオチかー【泣】!!!」(どどどどど)←泣きながら去る



【完】



―会場の片隅で―
緋勇龍麻:「1周年記念対談がこんなんでいいのかよ…(汗)」




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