11月22日(木)〜天使が望むお遊び〜 |
龍麻「あ、お待たせ…って、わぷっ!!」 高見沢「きゃう〜んっ!! ダ〜リ〜ンッ!! ぎゅう〜〜vv」(会うなり抱きつく) 龍麻「わわッ! ちょ、ちょっとよせって!! は、離れなさい!!」(大慌て) 高見沢「いや〜ん、舞子ぉ、今日ダーリンに会えるのと〜っても楽しみにしてたの〜!!」(すりすりすり) 龍麻「分かった! 嬉しいのは分かったって!!」(必死に引き剥がそうとする) 高見沢「ダーリンは〜舞子とデートで嬉しくないのぉ〜??」(抱きついたまま悲しそうに) 龍麻「え? い、いやそんな事はないけどさ…っ」 高見沢「やー!! だってダーリン、何かすっごく困った顔してるぅ〜!!」(ぶーと頬を膨らませる) 龍麻「それは! 高見沢さんが急にくっついたりするからだろ!」 高見沢「ええ〜。ダーリンは〜舞子とくっつくの嫌なの〜??」 龍麻「いやだから別にそういうわけじゃないけどっ」 高見沢「あ〜ん、ダーリンひどいー!! 京一クンや他の男の子たちとはいっつもくっついてるくせにィ〜!!」 龍麻「く! く、くっついてないよ! またそういう誤解を生むことを―」 高見沢「じゃあ今日は舞子と一緒ね! ずーっとくっついてもいいよねッ!!」(にっこー) 龍麻「い、いいよ……」 高見沢「わーい、舞子ぉ、ダーリンの彼女〜vvv」(腕を組んでガッツポーズの舞子) 龍麻「……はあ。ところで高見沢さん。何でデートに相変わらずのナース姿なの…?」 舞子「今日はあ、舞子、すっごく楽しい所にダーリンを連れて行くのぉ〜」(るんるん♪) ―移動後― 龍麻「………あの、高見沢さん?」 舞子「ねえねえダーリン、ほら見て〜! みんなカッコいいねぇ〜!!」 龍麻「………ここ、何処?」(すごくたくさん人がいる。ざわざわした雰囲気に飲まれている) 舞子「ここ? ここはねえ、みんなで好きな格好をして、お喋りしたり写真を撮ったりする所なの〜」 龍麻「ふーん。あれ? あの人の格好、どっかで見たことあるような……」 舞子「ええ〜? ダーリン、何か言った〜??」(写真を撮らせてくれと頼まれまくり、ポーズをとりながら遠くから叫ぶ舞子) 龍麻「あの人だよ、あの人。学ラン着て赤い髪して木刀背負って…って、ん??」(首を捻る龍麻) 舞子「みんな〜舞子の〜この格好、かわいい〜??」(舞子、かなり人気者。男性陣の輪がめちゃくちゃ増えていく。「かわいいー!!」という声も響く) 龍麻「ん? あ、あの人も見たことあるなあ。金髪で槍持ってる…んん? あっちの女の子たち…うちの制服に似てないか? 弓持ってる子もいるよ。あれあれ?? あっちの制服は王蘭と拳武館?? ……何か雰囲気というか、髪型とかが誰かに似ているなあ」←鈍い 舞子「ダーリン〜! 見て見て、舞子、大人気〜!!」(次々とお色気ちっくポーズをとる舞子) 龍麻「んー? ぎょぎょっ!? た、高見沢さん、その人だかりは一体…!?」(振り返って舞子の様子に気づき、驚く龍麻) 舞子「ダーリンも一緒に写真撮ろう〜!!」 龍麻「や! お、俺はいいよ! 俺、写真ってあんまり好きじゃないから!!」 見知らぬ人「あのお〜撮らせてもらっていいですか〜??」(何やら龍麻に羨望の眼差し) 龍麻「え、ええ!? お、俺は…その、結構です、すみませんっっ!!」 舞子「何で〜! ダーリン、一緒に撮ろう〜!!」 龍麻「いや! 俺はいいから! 全然いいから!! そ、それじゃ!!」(ぴゅーと会場から逃げ出す龍麻) ―会場の外― 龍麻「はあはあ。あーびっくりした。それにしても、今のは何? 仮装パーティみたいなもの?」 舞子「コスプレ会場だよーvv ダーリン、楽しかった?」 龍麻「ええ? あ、う、うん。ちょっとびっくりしたけど。面白かったよ…。でも高見沢さんってすっごい人気者なんだなあ。モテモテだったじゃん」 舞子「ダーリン、嫉妬しちゃった〜??」 龍麻「え? いや別にそれはしないけど」(正直な龍麻) 舞子「もう〜!! ダーリン〜の〜意地悪ッ!!」 龍麻「わ、分かった分かった。嫉妬した! しましたって!!」 舞子えへへ〜。本当〜? 舞子〜すっごく嬉しい〜!!」 龍麻「ふう」(大汗) 舞子「ところで〜、舞子、ダーリンにも舞子と一緒にしてもらいたい格好あるのぉ」 龍麻「え、ええ? 俺? 何、何の格好するの?」(めちゃくちゃ嫌な予感) 舞子「うんとね、うんとね。舞子とセットでv お医者さんと患者さんスタイル〜!! 舞子が白衣のエリート外科医でダーリンが余命いくばくもない美形青年患者〜。それでね、それでね、舞子が攻め役なの〜vvv」 龍麻「ぽかーん」 アンコ「舞子ちゃん……あれはそのごっこ遊びをするためのただの伏線なわけ…?」(頭を抱える) |