11月24日(土)〜優秀な演技指導者の下に〜 |
マリィ「龍麻オ兄チャーンッ!!」(だだだと駆け寄って抱きつく) 龍麻「わっ! はは、今日はマリィか〜」(抱きつくマリィを受け止めながらよしよしと頭をなでる) マリィ「ウンッ! マリィね、今日をスッゴク楽しみにしてたンだヨ!!」 龍麻「そっか。じゃあ、今日は1日楽しく遊ぼうな」 マリィ「ウンッ! マリィね、行きたい所あるんダ!!」 龍麻「そっかそっか。じゃあ、そこ行こうな」(にっこり)←昨日が昨日だけにかなり和みモード ―移動後― マリィ「龍麻オ兄チャン、早くー! 一緒に滑ろう!!」 龍麻「うわ、インラインスケートなんて、中学校の遠足以来かな〜」(その割には結構余裕) マリィ「この間ネ、葵オ姉チャンとも来たノ。パパとママも!!」 龍麻「へえ、そうなんだ。家族みんなでスケートなんていいじゃないか」 マリィ「ウン! それでね、パパとママはあんまり滑らなかったカラ、葵オ姉チャンと一緒に滑ったノ。龍麻オ兄チャン、手、繋いデ!」 龍麻「うん。そっか、こうやって一緒に滑ったんだ」(マリィと手を繋いで仲良く滑り出す) マリィ「オ兄チャン、トッテモ上手!」 龍麻「ははは、マリィだってうまいじゃん。スケートやったのって、その時が初めてだったんだろう?」 マリィ「ウン。でもねえ、葵オ姉チャンがすっごく教え方上手だったノ。ダカラ、マリィすぐに滑れるようになったヨ」 龍麻「ふーん。やっぱ美里って何でも出来るんだな。そういや、将来は教師になりたいって言ってたもんな」 マリィ「あ、でもネ。マリィが上手になったラ、今度はマリィが先生役ヲやったノ」 龍麻「は? 先生役って?」 マリィ「あのネ、スケートって転んだりした時に頭とか打つとアブナイでショ? だから、滑るの上手じゃナイ生徒は先生に抱きつくノ」 龍麻「???」(すいすい滑りながら首をかしげる) マリィ「デートの時はネ、上手なのより下手な方がウケがいいンだっテ! だからマリィ、葵オ姉チャンにお手本見せてもらったンダ」 龍麻「マリィ? 何かよく意味が分からないんだけど…」 マリィ「じゃあ、龍麻オ兄チャンにも見せてあげるネ! マリィが下手な生徒役で、オ兄チャンが上手な先生役」 龍麻「う、うん…?」(状況を飲み込めていない龍麻) マリィ「キャアッ!!」(突然もの凄くわざとらしく尻もちをつくマリィ) 龍麻「わっ!? マ、マリィ!? 大丈夫か!?」←でも気づいてない マリィ「痛〜イ。マリィ、立てナーイ!!」(両手で目を隠して泣き真似) 龍麻「ホ、ホントか!? た、大変だ。ほらマリィ、俺の手に掴まって…っ」(マリィに手を差し出す龍麻) マリィ「ありがと…キャア!!」(立ち上がりざま、こけそうになるフリをして龍麻にしがみつく) 龍麻「マリィ、大丈夫かっ!?」 マリィ「…………」 龍麻「マリィ? どっか痛むのか?」(すごく心配そう) マリィ「へへへッ!! 龍麻オ兄チャン、これで『イイムード』にナッタ??」(急に顔をぱっとあげてにっこりするマリィ) 龍麻「はぁ!? ……ああ、何? 下手なフリする生徒ってそういう事かー!!」←鈍すぎる マリィ「コレデ2人の距離もグットシキンキョリなんだっテ、葵オ姉チャンが言ってたー!!」(にこにこ) 龍麻「ははははは!! ったく、美里も馬鹿だなぁ。マリィにはまだ早いよ〜」 マリィ「What? 上手じゃなかっタ??」 龍麻「んーん。うまかったよ。でもな、マリィ。そういう事しない方がいいよ。スケートうまいならさ、スイスイ滑って一緒に楽しんだ方が絶対楽しいって」 マリィ「そうナノ?」 龍麻「そうだよ。マリィだってわざと転ぶ真似とかするの大変だろ?」 マリィ「ウン、ちょっト。でも、葵オ姉チャン、すごく面白そうだったカラ」 龍麻「美里も可愛いところあるなあ。一体誰に試そうと思っているのやら」 マリィ「じゃあ、オ兄チャン、フツーにスイスイ滑ろウ!! マリィと競争しヨッ!!」 龍麻「おう、するか!! よーし、マリィ。俺に勝ったら、この後アイス買ってやるからな!!」 マリィ「ホント!? わあい、やったー! オ兄チャン、マリィ、負けないヨ!!」 ―スケート場を後にして― 龍麻「はあ、何かすっきりしたー。マリィ、今日はありがとな。何かかなり空気の入れ替えできたって気が…」 マリィ「オ兄チャン、ジャアまたマリィとデートしようネ! マリィね、まだイロイロ知っているンダ。ワザとヒンケツになる美女の役ト、アラカジメ待ち伏せシテ、グウゼン会っちゃったってフリする役ト…」(龍麻と腕を組みながら、無邪気にアイスを食べるマリィ) 龍麻「……うーん、美里には一回注意しといた方がいいかなあ」(苦笑) アンコ「……駄目よ、龍麻君……。そんな事したらマリィちゃんの命が危ないわ」(焦)←同じくアイスを食べながら通行人のフリしつつ |