11月25日(日)〜花と手紙を贈ります〜 |
アラン「アミーゴー!! HAHAHAHAHAー!! ボク、待ってたネー!!」(両手広げてお出迎え) 龍麻「ああ、アラン。何か久しぶりだなぁ」(のんびり歩いてやってくる) アラン「OH! アミーゴ! モット感動してくだサーイ。ぎゅっと抱き合うネー!!」(カモンカモンとやるアラン) 龍麻「ええ〜? やだよ、そんなの」 アラン「アミーゴはボクと会えて嬉しくないデスカ?」(ちょっと寂しそう) 龍麻「そんな事はないよ。そんな事はないけど、お前はちょっと大袈裟」 アラン「OH、喜びを身体全部で表現するコト、当たり前のコト! ボク、アミーゴとデート! ウレシイ!!」 龍麻「分かった分かった。じゃさ、今日は何処へ行くつもりなんだ?」 アラン「フフ、任せてネ、アミーゴ! ボク、アミーゴと一緒に行く所、バッチリ決めてアル!!」(どんと胸を叩く) 龍麻(コイツの事だから、街中で一緒にナンパとか言うんじゃないかなぁ) ―移動後― 龍麻「……………」 アラン「アミーゴ、ドウシましたカ? サ、入りまショウ!!」 龍麻「う、うん。でも、ここって……?」(周囲を囲む静かな庭園にも意表をつかれる龍麻) アラン「アミーゴはお花、キライですカ?」 龍麻「いや、別にそんな事はないけど。公園の中の美術館?」 アラン「YES! 今月は絵手紙展やってるデース。この公園に咲いている花だけでなく、世界中イロイロな花の絵が展示されてるデスヨ」 龍麻「アランが花に興味があるなんて意外だなあ」 アラン「OH! ボクはフラワー大好きネ! ボクの家では特別な日なんかには、好きな人に好きな花たっくさん贈るしネ」 龍麻「特別な日って?」 アラン「バースデーとか、プロポーズなんかの時ニ。それよりアミーゴ、早く行くネ!!」(ぐいぐいと龍麻を引っ張る) ―移動後― アラン「どうデスカ、アミーゴ?」 龍麻「うん、結構面白い。花の絵だけでなくて、ついている一言メッセージがうまいよな。あったかい言葉っていうか」 アラン「ミンナ、それぞれの想いを込めて描いてるネ。ボク、この手紙見た時、スゴク優しいキモチになりマシタ」 龍麻「ん…?」 アラン「これはママが息子に向けて描いた絵手紙。こっちは娘がご両親に宛てたモノ。……ボクもよくやってました。手紙じゃナイケド、花と一緒に、自分のキモチ伝えてました」 龍麻「あ……」 アラン「OH、アミーゴ、そんな悲しそうな顔しナイ! ボク、焦りマース!!」 龍麻「あっ…(焦)! ご、ごめん、俺……」(困って顔を背ける龍麻) アラン「NO、アミーゴ。ボク、ここに来た時、確かにチョット寂しくなりマシタ。デモ、ボクにはアミーゴいる。おじさんやおばさんもいる! だから全然平気デース。ただ…ちょっと懐かしくなったダケヨ」 龍麻「う、うん……」 アラン「だからボク、アミーゴここに連れてきたカッタ。アミーゴに知ってほしかったカラ。アミーゴにボクのキモチ伝えたカッタ」 龍麻「え、俺に……?」 アラン「ボク、アミーゴのお陰でいっぱい勇気でたネ! 毎日も楽しくなったネ! ダカラ…ありがとうって言いたかったデス」 龍麻「よ、よせよアラン…! そういうのって何か…照れるじゃんかっ」 アラン「HAHAHA! アミーゴ、ここね、お手紙描くコーナーもあるネ! ボク、アミーゴにラブレター書いてアミーゴの好きな花と一緒にプレゼントする! イイ?」 龍麻「ラ、ラブレターって、お前なあ…」(赤面) アラン「アミーゴは? 誰かキモチ伝えたいヒト、いますカ?」 龍麻「お、俺…? わ、分からないよ…。そういう事…考えた事ないし…」 アラン「ラブレターはボク以外のヒトに出しちゃダメヨー!!」(いたずらっぽくウインク) 龍麻「ったく! 誰にも書かないよ! 俺はそういうのはガラじゃないんだから!!」 アラン「アミーゴはヨリドリミドリだからネー」(るんるんしながら展示場を回るアラン) 龍麻(……いっつもふざけてばっかりの奴だと思ってたのにな) アラン「アミーゴ? どうしましたカ? 次のフロアもすごくキレイヨー!!」 龍麻「アラン、その…今日はありがとうな。俺、何かお前の事誤解してたっていうか…」(ちょっと恥ずかしそうに) アラン「…………」 龍麻「お前も色々なもの背負っているのにさ…。何も考えてない能天気な奴なんて思ってて悪かっ……んん?」 アラン「OH! そこのお姉さんガター! トッテモビューティフルネー!! そっちのカノジョも、一人デースカー? ボクたちと一緒に回りマースカ??」 龍麻「…………。うーん、でもやっぱりアランはアランなんだなあ」(でもどことなく嬉しそうな龍麻) アンコ「……龍麻君……和み系な顔しちゃって〜。アラン君ももっと過激にがばあっ!てやると思ってたのになあ」(ちっ)←オブジェの花に隠れながら |