12月 5日(水)〜みんなでデート♪〜 |
龍麻「な、ななな……?」(驚愕) 小蒔「あ、来た来た! ひーちゃーん!!」 藤咲「遅いわよ、龍麻。こーんなイイ女を待たせるなんて罪な男ねぇ」 雪乃「全くだぜ。おい、緋勇。お前、俺らがどんだけ待ったと思ってんだよ!?」 さやか「お2人とも。龍麻さんだって連日の皆さんとのデートで疲れているんでしょうから…」 桃香「そうそv まあ、いいじゃないの。こうやって来てくれたんだもの。ね、さとみちゃん♪」 青葉「うん! 緋勇君、久しぶり!」 龍麻「あ、青葉さんまで…。い、一体今日は…?」 藤咲「うふふ。今日はね、アタシたち美女7人が龍麻のデートの相手ってわけ♪」 龍麻「し、7人…? あ……」 芙蓉「龍麻様。お久しぶりでございます」 龍麻「ふ、芙蓉も。みんなでデートって…それにしても、びっくりした……」 小蒔「だよねえ。ボクたちだってまっさかこんな事になるなんてさ。でもさ、ほら、昨日からの騒動聞いてる?」 龍麻「へ? あ、ああ…何かクジのやり直しがどうとか…」 藤咲「そうそ。企画者側の手違いでみんなにお鉢が回らなくなっちゃって。昨日なんてすごい修羅場だったのよ」 雪乃「どいつもこいつも我がままだからなァ。特にまだ出てきてない男共なんか、そりゃもうムキになりやがってよ」 さやか「女性の方でもかなり我がまま爆発させた方がいましたけどね♪」 桃香「そーういうわけで! アタシ達謙虚な女性陣は、みんなで1日でいいよって事で、デートの権利を他の人に譲ったのよね」 芙蓉「晴明様が龍麻様との時間を確保できたことが私にとっての一番の喜びです」 桃香・青葉「うふふふふふふ……」(2人、何故か顔を見合わせてほくそ笑む) 藤咲「まあ、しょーがないわよね。ここは誰もが認めているホ○サイトなわけだから。女性陣が冷遇されるのはある程度覚悟してたっていうか。それに……」(桃香たちを見て呆れたようにため息) 雪乃「誰かさんにデートの権利を譲った事で大喜びしている女はここにもいるしな」(雪乃も分かったようにため息) 龍麻「…………」←何となく置いてきぼり 小蒔「とーにかく! ひーちゃんも毎日不毛なデートの毎日で疲れたでしょ! 今日はボクたちと楽しも!」 さやか「龍麻さん。私、龍麻さんとこうやってお会いできただけで嬉しいです!」(さり気なく隣をキープするさやか) 龍麻「……え、えーと、それじゃみんなで何処行く?」(どことなく引き気味) 小蒔「へへへ〜! そりゃみんなでお喋りできるとこだよ! ね、みんな!!」 一同「にっこり〜vvvv」(笑って一斉に頷く5人。芙蓉だけちょっと困りモード) 龍麻(と、とてつもなく嫌な予感がする…汗) ―移動後― 龍麻「…フルーツパーラー……」(丸テーブルで皆に囲まれて座る龍麻。席順はその龍麻から、時計回りでさやか、小蒔、雪乃、芙蓉、桃香、青葉、藤咲である) 雪乃「何だ何だ、緋勇! もうちっと楽しそうな顔しろって。お前だってこういうの嫌いじゃねェだろ?」(真剣にメニューとにらめっこ) さやか「龍麻さん、遠慮せず召し上がって下さいね! ここ、私たちの奢りなんですから」 龍麻「ええ? そ、そんな悪いよ! 割り勘にしようよ!!」 藤咲「うふ。全く、戸惑っちゃったりして、可愛いわね、龍麻は」 龍麻「か、からかうなっての!!」 桃香「でもホント、遠慮しないで、龍麻君! アタシたち、今日は龍麻君を囲む会ってことで、みんなでお金用意してきてるし!」 青葉「そうそ。そんでもって、今日は緋勇君に是非とも今まで訊きたいと思ってた事とか全部訊いちゃおうって会だから♪」 龍麻「き、訊きたい事って何…?」(恐る恐る) 桃香・青葉「ぐふふふふふふ……」(またしても2人で顔を見合わせ怪しい笑み) 龍麻(こ、怖い……大汗) 雪乃「こいつらの事はほっとけ、緋勇。……でもよ、実際のところ……いやいや。まあ、俺はお前の本命が誰だろうと、寛大に受けとめるぜ?」(1人で何やら自己完結させる雪乃) 龍麻「は?」 さやか「それで龍麻さん。本命はどなたなんですか?」 龍麻「は? な、何の話…?」 さやか「霧島君と獅子座流星群見たって本当ですか?」 龍麻「え? う、うん…見たけど……」 小蒔「うわー! それホントの事だったんだ! そんでひーちゃん、次の日のデートすっぽかしちゃったんでしょ! 寝不足で!」 一同「ざわざわざわっ…!!」 龍麻「べ、別にすっぽかしては―」 さやか「それで龍麻さん! 実際のところ、霧島君はうまかったですか!?」 藤咲「……さやか、アンタもの凄い訊き方してない?」 小蒔「うわーうわーそうなんだー。ひーちゃんが霧島君と一夜を明かしたってホントなんだ? これって京一は知ってンの?」 雪乃「あ、でもよ。その京一とだって随分長い間一緒にいたって話じゃねェかよ」 藤咲「あ、そうそう。そもそも順番狂ったあたりの時、京一ったら龍麻のこと独り占めしてたのよね」 さやか「ずるいです、京一さん! でも龍麻さん! 京一さんには霧島君ほどの甲斐性はなかったですよね!?」 龍麻「あの……ちょっと……」 桃香「ちょーっとちょっと! みんな何の話で盛り上がってんのよ! それって根本的に間違ってるわよー!!」 青葉「そうよっ! 何てったって緋勇君の本命であるあの御方はまだ出てきてないんだから!!」 桃香「ねえ、龍麻君! 龍麻君がイブの日に一緒に過ごしたい人ってまだ来てないわよね? 龍麻君も今か今かって待ってるんでしょ?正直に吐きなさーい!!」 青葉「そうそう! あの御方以上に男らしくってカッコ良くって龍麻君にふさわしい人なんていないわよ! ね、緋勇君!?」 雪乃「でもよー、今一般投票の方は翡翠が優勢らしいじゃねえかよ。ここのメインでもあるしな。さすがに組織票のある九角でも今回はちょっと厳しいんじゃねえか?」 藤咲「あら、それを言うなら壬生だってかなりイイ線いってるわよ。ファンによる熱狂的な支持なら負けてないと思うけど」 小蒔「京一もじわじわと詰めてきてるよねー。へへ、実はこの間ボクもあいつに1票入れてきちゃった。その前は犬神先生に入れたけど」 芙蓉「……わたしは晴明様に1票を……」(ぼそり) さやか「龍麻さん、結局のところ誰が本命なんですか? このままだと流されて皆さんの好い様にされてしまいますよ。ちゃんとご自分の意思を持っておかないと」 雪乃「おーい、これもう1個追加ー!!」←既にこの会話に飽きている 桃香「はあ〜もうすっごい楽しみ! イブ! 早く龍麻君とあの御方の結ばれるとこが見たーい!」(萌え〜) 青葉「見たーい(>_<)!!」(萌え萌え〜) 藤咲「……アタシは自分じゃないなら、やっぱ壬生か京一が見たいなあ」 さやか「でもやっぱりテクニックなら霧島君が良さそうですよね」←しつこい 芙蓉「あの…晴明様は……」 小蒔「でも何だかんだでひーちゃんは如月君を選ぶような気がするなあ。醍醐君、かわいそう」(醍醐の事を急に思い出したらしい) 一同「ざわざわざわ…ぺちゃくちゃくちゃ……」(延々と続く) 龍麻「………ねえ俺、もう帰っていい?」(疲弊) アンコ「……収拾がつかなくなってる…汗」(自分もフルーツパフェを食べながらため息) |