【17】
■本日の立候補者:九角天童■
ふ…ふざけやがってあいつら〜【怒】!!
くっそ、ここにももういやがらねェ……。
いつもいつも俺の知らないところで大恥を晒しやがって、今度こそ見つけたらぶっ殺してやる…!
ん…ってゆーか、おい! な、何閉まってやがんだ、このドア【蹴】!(入ってきてそのまま部屋に閉じ込められました)
おい開けろ! 俺はしねえぞ、くだらねえ演説なんか!
雷角「御屋形様、観念して下さいませーっ」(ドアの外から必死に訴える声)
……!? おい、お前ら!?
風角「全ては御屋形様とひーちゃん様の御為にございます!」
水角「さあ、そこでひーちゃん様への熱き想いを一言バシッと!」
岩角「ひーちゃん様とちゅーしだいっで言っで下さい〜」
コラてめえらいい加減にしろ! 鍵しめてんのお前らか! 俺にこんな真似してただで済むと―!
炎角「御屋形様はひーちゃん様が他の奴に取られてもいいんですかイエ〜」
………あっ【怒】!?
雷角「ひーちゃん様が別の奴にさわさわされても宜しいのかっ!?」
風角「ひーちゃん様が別の奴に抱っこされたりとか!」
水角「ひーちゃん様が別の奴に服脱がされたりとか!」
岩角「ひーちゃん様が別の奴にちゅーされても平気なのが〜?」
………バカ野郎ッ!!
くだらない事ぐだぐだと喚きちらしやがって、イラつかせるんじゃねェ!
別の奴が龍麻の奴をどうするだって? んな事はテメエらの考える事じゃねえんだよ!
……龍麻はな、この俺が認めた男だ。これ以上ふざけた事言いやがったら、如何なお前らでも本気で殺すぞ。
下種な想像であいつを……俺の龍麻を汚すんじゃねェよ。

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「モニター室にて」
桃香「…………」
青葉「…………」
桃香「………あ、やば……」
青葉「あ…桃香ちゃん、大丈夫…? はい、ティッシュ…」
桃香「ごめん、ありがと…。あ…でもさとみちゃんも、鼻血……」
青葉「え、嘘…? あ、やだホント…やば、止まらない……」
桃香「あたしも…何かどくどく出ちゃって…あ、どうする、コメント…」
青葉「え…あ…何か喋らないといけないんだっけ……?」(ボー然)
桃香「ま、いっか…。あたし達の気持ちは九主ファンには言わずとも届いているわよね…」(同じくボー然)