【19】
■本日の立候補者:緋勇龍斗■
龍麻「あれ、遠野さん。龍斗を迎えに来たの」
アンコ「ハアハア…いや迎えに来たっていうより、探しに来たのよ(汗)。龍斗君、いきなりむくれてモニター室から消えちゃったから」
龍麻「あ、そうなんだ。龍斗、今さっきドア蹴破ってこっちに来てさ」
アンコ「そのようね。まあ見つかってほっとしたわ。……あぁ、でも」(ため息)
龍麻「…はは、何かここにある御馳走食べ散らしたら満足したみたいでさ。もうすっかり寝入ってるよ」
龍斗「くーくー……」←熟睡
アンコ「ほーんと。全く、人の気も知らないで。……けど、この体勢はいつの間に?」(龍斗の寝顔を覗き込みながら訊くアンコ)
龍麻「ん…龍斗がこてんってネジの切れたロボットみたいに倒れこんできたからさ…しょーがなく」(言いながら龍斗の髪の毛を撫でる龍麻)
アンコ「はー…でも。絵になるわねえ、龍麻君の膝枕。そこで寝入ってる龍斗君も(悦)」
龍麻「……何かくだらない事考えてる?」(じろ)
アンコ「べ、べーつにっ(焦)。……うーん、でも何だかこうやって2人揃うのを見ると、ホント双子みたい。仲良し双子兄弟ね。可愛いわ〜【喜】」
龍斗「zzzz…。すーすー…」
龍麻「……はあ、双子ねえ? まあ同じ血が流れてるわけだし。……うん、でも本当、俺にも龍斗みたいな弟がいたらな」
アンコ「えっ、逆じゃない? 私には龍斗君の方がお兄さんってイメージが…」
龍麻「えー…そりゃあ…龍斗の方がしっかりしてるしカッコいいけど…」←不服そう
アンコ「ま、まあどっちでもいいじゃない! …どっちがどっちでも兄弟萌えってのがそそられるシチュエーションの一つなんだし♪」
龍麻「……あのね遠野さん。そんなしょーもない事を
龍斗「………龍、麻」
龍麻「え(驚)?」
アンコ「あら寝言? ……うわーん、それにしてもやっぱり龍斗君、寝ててもハンサム〜【惚】」
龍斗「………龍麻。好き」(不意に寝返りを打ち、ぎゅっと龍麻に抱きつく龍斗)
龍麻「な…! も、もう、龍斗は…っ。何て寝言…これだから誤解されるんだろ…(赤面)!」

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「モニター室にて」
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………パチリ。
(モニター室の電源が消えました。誰かが入って消したようです…。)