D.「えっちな映画」を選んだ場合。



「京一…これ……」
「へっへっへ。ひーちゃんだって実はこれが一番いいだろ? やっぱさーこういうのが健康にはいいんだよな!」
「…………」
「それによ、こういうところって結構観ながら自分らも本番いっちゃったりしてさ♪ そういうの多いんだぜ!」
「俺らもそれやるっての?」
「そりゃ勿論、ひーちゃんが望むなら俺は喜んでやるぜ?」
にへにへとだらしなく笑う京一。
龍麻は無表情のままそんな京一を眺めやった後。
にっこりとこの上なく綺麗に笑いました。
そして。
「京一」
「ん?」


「黄龍――ッ!!」
「ぐはあっ【吐血】!?」


すたすたすた。←去って行く龍麻の足音


「ひ、ひーちゃーん……」
「バカな事ばっかすんなよな」(凍りの眼差し)


こうして。
潔癖・龍麻の逆鱗に触れるような選択をしてしまったばっかりに、京一は悲しい誕生日を迎えるハメになってしまいましたとさ。
予想通り。



【BAD END11】



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