03.9.テーマ「子供になった龍麻」
【京主】
「きょおいち〜」
「な…!? ななな…ひ、ひーちゃん…なのか…!?」
「ひぐ…な、何かねえ、いきなりちっさくなっちゃったんだよう、きょおいち〜(涙)」
「………ッ!?」(無意識に後ずさり)
「な…で、逃げるのー(涙)? きょおいち、ぼく嫌いー?」
「きっ…。んなわけねえだろ…!」←掠れ声
「うう…それならそんな逃げないでよう。ぼく…怖いよ…」
「うう…っ。何なんだ俺…訳分かンねェ…(汗)。か、身体が…無意識に…」
「きょおいちー? い、痛いよう、そんなぎゅっとしたらぁ…っ」
「……あ、もう駄目だ。俺変態でいい…(憔悴)。変態でいいから、ひーちゃん…!!」
【壬生主】
「はい、龍麻。これ着替えとタオル。ちゃんと頭も洗うんだよ?」
「うんっ。ぼくねえ、ちゃんと1人でもキレイに洗えるよっ」
「そう。偉いね、龍麻は。お風呂から出たら美味しい晩御飯が待ってるからね」
「わーい! くれは大好き〜vv」
「……僕も大好きだよ、龍麻」
「ねえくれは〜。くれはも一緒にお風呂入ろうよ〜」
「ん…僕はいいよ。今の龍麻と一緒になんて入ったら…ひどい事しちゃいそうだから」
「ひどい事ー??」
「………そうだよ。僕は龍麻を泣かせたくないから」
「くれは優しいよ? くれはがする事なら、ぼく平気だもん。だから一緒〜」
【如主】
「ひすい〜。ひすい、ひすいひすい〜」
「静かにしないか。子供になってより一層騒がしくなったな、君は」
「………ひすい…(じわり)」
「……何だい」
「! えとね、えとね。御本読んで〜。ぼく、これがいいんだあ!」
「……子供が読む本じゃないな、これは。いいから、もう遅いから寝なさい」
「やだ…ひすいといる〜。これ読んで〜抱っこ〜」
「我がままは嫌いだ。言う事をきかないなら家に帰すよ」
「……っ。ごめ…ごめなさい…。ぼく、ちゃんと寝るから…ここにおいて…(涙)」
「……頭が痛い。気分が悪い。全部君のせいだ龍麻。ほら、泣くのはやめてここへ来なさい」
【劉主】
「どら! アニ……龍麻! 弦月兄ちゃんが肩車したろ!」
「わあい! しゅゆえ大好き〜!!」
「ははっ。わいも龍麻の事大好きやで! もう好き好き大好きや!」
「ぼくも〜。しゅゆえ大好き〜!!」
「そーら、高いやろ! 気持ちええか?」
「うんっ。しゅゆえすごい〜。遠くまでずっと見えるよー」
「やろ? 龍麻が望むならもっともーっとキレイな景色も見せたるで? 見たいか?」
「本当? うん、見たい! キレイなの、見たい!」
「……なら龍麻はこれからずっとわいと一緒や! 絶対…絶対どこまでも一緒やで?」
「……? しゅゆえ〜? 何で悲しそうなの? しゅゆえといるよ、ぼく? 絶対!」
【村主】
「はっ、先生がガキに逆戻りだって? こりゃどうにも…参ったね」
「おじちゃん、ぼくアイス食べたい!」
「………おじちゃん、ねえ」
「………。お兄ちゃん、ぼくアイス食べたい!」
「くっ…さすが先生、ガキでも変わりねえ気の回しようだ。どれ、アイスか?」
「わあい、抱っこだ♪」(村雨に抱え上げられ大喜び)
「どうにも…ヤバイ絵柄な気がして仕方ねェが…。おい先生、あんまくっつくなよ?」
「お兄ちゃんの顎、ざらざらしてるね〜。お髭だあ」
「ん…嫌いか?」
「んーん。ぼくお父さんいないけど…お兄ちゃん、お父さんみたいで好きーv」
【犬主】
「ぐすん…ぐすん……」
「どうした。やはり自分ン家でないと眠れないか」
「んーん。怖い夢見た…。怖いの、いっぱい出てきた…」
「………そうか」
「先生のお蒲団、行きたい」
「………今夜は特別だぞ」
「うん…。先生、あったかい…」(ぎゅうっ)
「………こら、あまりくっつくな。子供だからって甘え過ぎだぞ」
「だってね…ぼく…何だか懐かしいの。こうやって誰かの匂い嗅いで寝るの…」
「……そうか。それは…俺も、だ…」
【九角主】
「いいか龍麻! 絶対この部屋から出るな! 絶対だぞ!」
「………てんどう、怖い」
「怖くねえ! ここを出るとお前はもっと恐ろしい目に遭うんだぞ! それでもいいのか!」
「どんなめ?(きょとーん)」
「……っ(ぎり)! …そういう表情もするな。奴らが喜ぶだろうが…っ」
「うう…てんどうが怒ってる(涙)。ぼく、てんどうと遊びたいだけなのに…」
「あーあー泣くな! 後で遊んでやる。とりあえず今は奴らを殺してこないと…!」
「やだー今〜。今遊ぶ〜。あのねえ、きどうしゅうさんがお医者さんごっこが面白いって!」
「!? いつの間にお前、あいつ等と!? しかも何だそのリストはァっ!?」
「んと、御屋形さまと遊ぶ時はね、お医者さんごっこかご主人様とメイドやってって」
【美里主】
「はい龍麻。お着替えしましょうね」
「いやだ〜」
「あら…どうして嫌なの、龍麻」
「ぼくのほんのうがキケンって言ってるから〜」
「まあ…うふふ、嫌だわ龍麻。今の貴方を護ってあげられるのはこの私だけなのに…」
「守る?」
「そうよ。今の龍麻は無防備100% どんな獣が貴方を押し倒しにくるか分からないのですもの」
「ケダモノ? 押し倒すの〜?」
「そうよ…。龍麻を身ぐるみ剥いで動けなくして好きな事する輩の事よ…うふふ…」
「でも…今ぼくのお服脱がせて肩抑えてるのは美里だよ? ぼく…動けない(汗)」
【雑多主】
醍醐「ぐはあっ!!(吐血)」
紫暮「ぶほおっ!!(吐血)
アラン「OH! ダイゴとシグレが出血多量ネ!!」
雨紋「無理もねえよ。あんな龍麻サンの姿見せられちゃあ、俺サマたちだって理性を保つのに必死だぜ」
御門「だからこそ集まったのでしょう。問題は今の龍麻さんを護る術です」
黒崎「確かに…あんなひーちゃん放っておいたら、蓬莱寺あたりが何するか分からないぜ?」
霧島「京一先輩だけじゃありませんよ。他にも…何よりさやかちゃん達女性陣の動きが心配です」
紅井「確かにあいつらの動向は要注意だぜ! 桃香が女子連中を招集してたらしいからよ!」
黒崎「マズイなそれ…。あいつ、何か変な活動してるらしいし」
御門「ここは不本意ですが皆で手を組む必要がありそうですね」
雨紋「だな。あんな龍麻サンを抜け駆けしてどうこうしようって奴は男の風上にもおけねえ!」
霧島「ここは紳士協定ですね」
アラン「そしてアミーゴの貞操を護るネ!」
龍麻「みんな〜何してるの〜? ぼくも遊ぶ〜」
一同「……ッ!!」
そして数分後。
龍麻「……? ねえ、何で皆喧嘩してるの〜? あ、分かったプロレスだあ。ぼくもやる〜!!」