舞子:きゃ〜ん、如月ク〜ン!! 舞子も来ッたよー!!
 如月:……ああ、いらっしゃい。今日は病院はどうしたんだい?
 舞子:エヘヘ。今日は〜、如月クンのお祝いを持ってくるために〜早退したの!!
 如月:そうかい、わざわざすまないね。でも、よく岩山先生が許してくれたね。
 舞子:え〜だって〜先生も一緒だもんッ! ねッ、先生!!
 岩山:(ガララララ……)ヒヒ…ヒヒヒヒ…そうさ、アタシも来てやったよ。
 如月:……先生、病院は大丈夫なんですか。(やや後退)
 岩山:な〜に、ここにもっと重症な患者がいると聞いてね。確かに、随分なやつれようだ。
 舞子:わーい!! 先生に〜診てもらいなよッ、如月クン♪ 昨日なんかお店休んでたでしょ!
 如月:結構。昨日の臨時休業は体調とは関係ありません。僕は至って健康です。
 岩山:そうかい? そうは見えないけどねェ。遠慮せずに、アタシにその身体を触らせなって。
 舞子:如月クン、怖くないよ〜? 舞子、手を握っていてあげようか。
 如月:貴女たちのような客が来なければ僕はおかしくならずにすむんです! 全く、買う気がないなら帰って下さい!
 岩山:ヒヒ…まったく、意地を張ってカワイイねェ…。けど、これからの闘いに備えて体調にはくれぐれも気をつけな。
 舞子:はーい、如月クン、これは先生と舞子からの〜プレゼントッ! ダーリンのためにも頑張ってね!



 10月16日 岩山たか子・高見沢舞子から パワフルドリンク1ダースを手に入れた。




ふう、何とか嵐は切りぬけたか。
まったくあの女医まで来るなんて…1日休んだくらいじゃ身体が休まらないな。
……それにしても何だこのあやしげなドリンクは……。
しかも闘いに備えて? 龍麻のために?

やはり龍麻に何かあったのだろうか。そして岩山先生たちは何かを知っているのか…。
くそ、まだあと半月も契約が残っているなんて…!

あ、君。いらっしゃい。昨日も来てくれたのかい? 突然店を閉めていてすまなかったね。

いや、大丈夫だよ。ただ少しだけ…疲れただけさ。
しかしどうもそんな甘いことは言っていられなくなりそうだ。

……龍麻のために…僕ができることを考えなければな。


【店主:如月翡翠】



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