如月:……ふう、何だかまだ目眩がする……。美里さんめ、一体どんな薬を混ぜたんだ…。

 マリア:こんにちは。今日はお店、やっているのかしら?
 如月:あ…いらっしゃい。貴女は確か龍麻の学校の…。
 マリア:ウフフ、昨日は随分皆で大騒ぎしていたみたいネ。

 如月:大酒をかっくらっていたのは蓬莱寺以下、数名です。煮るなり焼くなり好きにして下さい。
 マリア:まあ…フフ…。いいえ、いいのよ。ワタシは今日のところはただのお客さんだもの。
 龍麻:ふわあ…。おはよ、翡翠…。(目をこすりながら店に入ってくる)
 如月:龍麻。まだ休んでいて良かったのに。

 龍麻:う〜ん、だって京一が寝ぼけて抱きついてくるから暑苦しくってさあ…。
 如月:(ピク)……そうかい、それじゃあ後で奴にはそれ相応の制裁を加えておこう。
 マリア:good morning、龍麻。まだ他のみんなも奥で寝ているのかしら?
 龍麻:あ、マリア先生! どうしたんですか? 先生も翡翠の店に遊びに来たんですか?
 マリア:フフ、そんなところかしらネ。それより、休んでいるみんなにも、これ差し入れよ。
 龍麻:わあ、ありがとうございます! それにしても、みんな異様に熟睡してるなあ…って俺もだけど。
 如月:そういえば諸悪の根源も皆と仲良く快眠中のようだが…。まったく、先生。彼女たち連れ帰ってもらえませんか。


 10月26日 マリア・アルカードから 気分すっきり!トマトジュースを手に入れた。




龍麻:えへへ、でもさあ、こういうのって何か楽しいよな。修学旅行みたいで。
如月:そうかな、僕は龍麻と2人だけでいられたら、それでいいんだけどね。

龍麻:! な、何言ってんだよ…ッ(焦)。へ、返答に困るような事言うなよな!(真っ赤)
如月:しかし、マリア先生だったか? 何だか妙に楽しそうだったな。
龍麻:マリア先生も翡翠の店が気に入ったんだよ、きっと。

如月:この店がかい? どうせ後一週間足らずで閉める店だよ?
龍麻:えっ、あ、そういえばそうだったよね。なんだ。つまらないなあ

如月:昨日と今日店を閉じてしまったから、残りは営業しないとな。
龍麻:あ、じゃあさ! 後の日は俺も一緒にいて手伝ってやるよ!
如月:……龍麻、それ本当かい? ……ずっとここにいてくれるのか?
龍麻:そうだよ。あ、早速! あれ、君はパーティの時にいた! いらっしゃい!(にこにこ)


【店主:如月翡翠&緋勇龍麻】



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