京一:ふわ〜良く寝たぜ。ひーちゃん、何か食う物あるか?

 如月:龍麻を使うな。まったく、よくもまあそんなに寝ていられたものだな。他の連中は?
 京一:あ、何かな。みんな麻雀やったり御門が持ってきたゲームやったりしてるぜ。
 如月:……うちは君たちの遊技場じゃないんだが……一体いつ帰るんだ?

 京一:ひーちゃんはいつ帰るんだ? 俺ら、ひーちゃんが帰るまでいるつもりだぜ。な、ひーちゃんv
 龍麻:え? で、でも俺はこのお店が終わる10月末まではいるつもりだけど…?
 京一:じゃあ、俺らもいるってことで……って、そこで殺気を放つのよせよな〜。

 如月:何のことだ。フン、もういい。君たちに何を言っても無駄だろうから。ただし、店には出てくるなよ!
 雨紋:あ、いたいた! おい、京一早く来いって。面子足らねぇだろが。あ、龍麻サン如月サン、オハヨウございますッ!
 雪乃:おーい、翡翠。茶の在り処が判らないってんでみんなで探してるんだけどよー。
 アラン:OH! ヒスーイ! お風呂のお湯、モット熱くしたいネー! ドスレバイイ?
 劉:アニキー!! ラーメン作ったんやけど、中入って食べへん? コスモのヘンなお好み焼きもあるでー♪
 美里:うふふ。龍麻、お店で2人っきりでも心配しないでね? ちゃんと私が見ててあげるからv(キランと光る目)
 龍麻:え、えーとえーと、あのさッ(焦)! みんなあんまり翡翠に迷惑かけるなよ!(オロオロして如月を見やる)
 如月:……いいんだよ、龍麻。先に食事してくるといい。僕はここにいるから。(すっかり不機嫌)


 10月29日 全メンバーから 何だかんだのお邪魔虫攻撃をもらった。




如月:……この店もあと2日あまり。思えば、長いようで短かったな。
(棚にある品物を磨きながらため息をつく如月)

如月:結局、龍麻にこの想いが伝わったのかも……我ながら情けない。
龍麻:……翡翠。(奥の部屋から店に戻ってきた龍麻)
如月:! 龍麻…食事は?

龍麻:だって翡翠を置いて俺だけ先に食べるの悪いよ。貰ってきたから、一緒に食べよう?
如月:龍麻……。でも本当に迷惑じゃないのか? こんな所でずっと…。
龍麻:何で? だって翡翠と一緒だろ。…でも…でも本当はさ…本当は、2人だけだったら…。
如月:……! 龍麻…。(無意識のうちに龍麻を引き寄せる如月)
龍麻:あ、ひ、翡翠駄目だよ…。 お、お客さんも美里もどっかで見ているしさ…ッ。(赤面)
如月:…君、悪いけど今日はもう店じまいだ。また明日…来てもらえるかな。


【店主:如月翡翠&緋勇龍麻】



back