如月:ん…何だ、君たちも来たのか。

 小蒔:やっほー如月君! 「銀ノ龍」支店・開店おめでとう!
 醍醐:すごいな、如月。今回、わざわざスカウトされてこの秘密の店の店主になったんだってな。
 如月:ああ、どうにも客足は悪いんだが。まあ、こういう経験もたまにはいいかと思ってね。
 小蒔:そういえば、ひーちゃんは来た?
 如月:! いや、まだ来ていないんだ。ここを探していると蓬莱寺からは聞いたんだが。
 醍醐:ああ、龍麻はここに来たがっていた。それで俺たちと一緒に来ようとしたんだが…。
 如月:龍麻に何かあったのかい?
 小蒔:いやあ…ただ葵がね…(汗)。
 如月:(ぴくっ)……美里さんがどうかしたのかい。
 小蒔:えーっとお…、何かボク達には先に行くようにって。ひーちゃんは自分が連れて行くって言ってたよ。
 如月:………。
 醍醐:ま、まあ、あれだ。美里に捕まっていても、龍麻のことだ、すぐにここには来るだろうさ。
 小蒔:うん、ボクもそう思うよ。あ、ところでこれ! お店開いたお祝い! ボクたちから!
 如月:……ああ、気を遣ってもらって悪かったね。それより、龍麻に会ったらこの場所を教えておいてくれよ。


 10月3日 醍醐雄矢・桜井小蒔から お茶のセット一式を手に入れた。




ふう、やれやれ…。
龍麻は美里さんに捕まってしまったか。
じゃあ、来るのは当分後かな。
……ああ、ところで君。随分、熱心だけど、この店は気に入ったのかい?
ああ、僕は構わないよ。ゆっくりしていってくれ。
まだ雑然としていてちっとも片付いていないんだが。
龍麻が来るまでには見れるようにしておかないとな。
……来れるんだろうな、龍麻は……(思案中)。


店主:如月翡翠】



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