質問5「腐女子は痴漢ネタに萌える?」 |
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都内某地下鉄。電車内。 涼一「…ったく、何でこんな混んでる電車に乗らなきゃいけないんだよ…!」 雪也「だから涼一は来なくても良かったのに…」 涼一「冗談! ちょっと風邪引いたくらいで雪に助けを求めるなんて、あのアホの勘違いに一発喰らわせてやんなきゃ気が済まねーよ、俺は!」 雪也「…藤堂、40度くらいあるって言ってたから…あんまり無茶は…」 涼一「絶対嘘! 大袈裟に言って雪の同情買おうとしてるだけだって。大体、本当に40度ならあいつの親だって病気の息子を置いて温泉行ったりするか、フツー?」 雪也「ま…まあ…」 涼一「だろ? ふー、ったく。あいつん家って車停める所ないから行くのもメンドーだしさ。全く世話が焼けるよな」 雪也「藤堂、何なら食べられるかな」 涼一「あー、いい、いい。雪は何もしなくていい。メシなら俺がお粥でも作るから」 雪也「ええ? だって…」 涼一「いいの! それより雪、もうちょっとこっち寄れ」(耳元でぼそりと囁く涼一) 雪也「え…?」 涼一「こっち!」(雪也の身体を引き寄せてドアの方へ身体を押しやる) 雪也「涼一、きつくない…?」(後ろから覆い被さるようにして周囲との壁を作る涼一を顧みつつ) 涼一「俺はいい。さっきから…気になってたからさ…」(ちらと先刻まで雪也と隣接していた男を不機嫌そうに見やる涼一) 雪也「あ…」 涼一「全くむかつく……」 雪也「………」 涼一「……雪は痛くないか?」 雪也「あ、うん。大丈夫」 涼一「………」 雪也「……?」 涼一「……雪」 雪也「え…? あ、ちょっ…」 涼一「いい匂いする…。石鹸変えた?」(雪也の項に唇をつける涼一) 雪也「りょ、涼一…!」(限りなく小声で諌める雪也) 涼一「なあ。変えたの?」(全く構わない涼一) 雪也「か、変えてないよ…!」 涼一「ふうん……」(手元がそっと雪也の尻に向かう) 雪也「…っ!」 涼一「雪……」 雪也「…!!」 涼一「実は…一回やってみたかったんだよな」 雪也「や…ッ…」 涼一(か、可愛すぎ…) 雪也「ん…!」 涼一「……ここ?」(腰から内股をなぞり、雪也の前へと手を伸ばすエロ涼一) 雪也「…ぁ…ッ!」 涼一「雪…」(もう一度、雪也の首筋にキスをする涼一) 雪也「んぅっ」(必死に堪える雪也) 涼一「ふ……」 雪也「やぁ…涼…」 涼一「……次で降りよう、雪」 雪也「え…?」 涼一「……来い」 雪也「あ…! 涼…!」 電車が駅のホームへ滑り込み、ドアが開いた瞬間、雪也を連れ出して歩き出す涼一。 雪也はただ真っ赤になって言われるままに涼一に手を引かれていく。 駅構内。男子トイレ個室。 雪也「涼一、何考えて―っ!」(個室に連れ込まれた瞬間唇を合わせられる雪也) 涼一「ふ…。何って。雪のこと考えてんに決まってるだろ?」 雪也「あ、あんなの…嫌だよ…! あ、もう、やだって!」 涼一「何で…。今はほら、人目のつかない所来たじゃん?」 雪也「変わりないよっ。こんな…誰が来るか分からないのに! ちょ、だからやめ…ッ」 涼一「嫌だ。もう絶対我慢できない。雪が悪いんだぜ、大勢の前であんな可愛い顔するから…」 雪也「お、俺、そんなの知らな…ん! んっ!」 涼一「ほらズボン脱げって。雪だってこのままじゃ辛いだろ?」 雪也「や、やだっ。やだって…! ひっ」 涼一「ほら、もうこんなになってる。まあ場所は最悪だけど。後でまた仕切り直せばいいだろ…」 雪也「も、もう…最悪だ…」 涼一「…そう言っても雪がちゃんと俺に付き合ってくれるの、俺知ってる」 雪也「………」 涼一「雪、こっち見て」 雪也「…涼一」 涼一「……後でいっぱいしてやるな? 今は…」(言いながら雪也のものを手で扱き始める涼一) 雪也「……っ! はぁっ、ひぁ…りょ、涼…! あ、あぁっ」 涼一「いいよ…我慢するな…。な、雪…」 雪也「ひっ…ど、どうし…っ…!」 涼一「どうしようじゃないだろ? いいの、雪は余計な事考えなくて…」 雪也「りょ、涼いっ。お、俺…あ、ああ―っ!」 涼一「……俺もかなり…やばいかも…」(言いながら再度雪也の唇を奪う涼一) 雪也「ん…!」 涼一「ふっ…。なあ…」 雪也「え…」(既にぐったりな雪也) 涼一「雪も…やって?」 雪也「あ……」(自分の手を涼一の昂ぶりに持っていかれて赤面する雪也) 涼一「駄目?」 雪也「そん……」 涼一「駄目? 雪?」 雪也「……ううん」 涼一「やってくれんの?」 雪也「うん…。わ、かった…」 涼一「………」 雪也「……? なに…?」 涼一「ん…いや…。雪ってホント…お人よしだなぁって思って…」(苦笑) 藤堂「桐野〜。は、はやぐ来てくで〜(苦)」←本当に40度らしい |
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【完】 |