2人の日風景



涼一「雪、俺さ、1度ごっこ遊びってやってみたいんだけど」
雪也「ごっこ遊び?」
涼一「そ! ダメ?」
雪也「駄目って…言うか…。それって何して遊ぶの?」
涼一「まあいろいろ。医者と患者とか、団地妻と営業マンの不倫ものとか」
雪也「………」
涼一「勿論雪にはそのシチュエーションにあったそれ相応の格好をしてもらうわけ」
雪也「コスプレ?」
涼一「そうそう。よく知ってるな〜雪。俺、雪がその気なら何でも集めるぞ、衣装!」
雪也「……嫌だって言ったら?」
涼一「諦める」
雪也「えっ…。そうなんだ?」(随分あっさりしてるんだな)
涼一「そりゃそうだよ。雪が嫌がる事なんかしたくねーもん俺」
雪也「涼一…」
涼一「あ、でも! もしごっこ遊びしてくれんなら、あれもいいよな! 無理やり系!」
雪也「は…?」
涼一「ほら、時代劇でよくあるアレ! やだやだ言ってる相手に良いではないか良いではないか〜って帯ぐるぐる回すやつ」
雪也「……あの。涼一」
涼一「何、知らない? あ〜雪はテレビあんまり見ないからなぁ。なら今度実践で教えてやるな。すげえ面白いから!」
雪也「いや…知ってるけど。でも、あんまりやりたくないって言うか…」
涼一「えー、それも駄目? じゃあなあ…どれならいいって言ってくれるかなあ…」
雪也「……コスプレ自体の拒否権はないんだね…」



台詞にも載せられずボツになったページ発見(笑)。何だこれは〜。