札が導いてくれた場所。



岩角「ん? 何だこで?」
貴方は、突然すごいだみ声を聞いて飛び退りました。
しかし周囲にいた連中は……。
炎角「ヘイ、岩角! どうしたッ! イエッ!」(踊る)
岩角「変な奴が来たどー」
炎角「はうっ! コイツはヘンな奴だ、イエッ!!」
風角「相変わらずやかましい奴らだ。一体どうした?」
岩角「風角。ヘンな奴が来た」
風角「んん…? こ、こいつは…!!」
岩角「何なんだ?」
風角「……あー、水角。お前、知ってるか?」
水角「わらわは美しい者にしか興味がないから、こんな奴は知らないよ」
水角は貴方に興味がないようです。
何やら机に向かって忙しそうです。
そして突然イラついたように叫びました。
水角「ちょっと、風角! アンタ、早くこのひーちゃん様の髪にベタ塗ってよ」
盲目の者「ベ?」
風角「ああ、わりーわりー。お? ところでトーン処理の雷角はどうした?」
水角「ああ、夜食でも作ってくるって言ってたけどねェ? ちょいと、炎角!」
炎角「イエ! 何だ?」
水角「アンタもいい加減働きな!! こっちの小説はまだ5ページ分しか打ってないじゃないか」
炎角「イエ! そうだな!」
水角「…全く。早くしないと印刷屋さんに申し訳ないだろッ」
炎角「こっから先は18禁シーンだからホンモノを見ないと書けないぜっ、イエッ!」
水角「仕方ないだろ、こっからは想像で書くんだよっ」
風角「しかし想像よりもやはり実物が見たいな…」
水角「フン。わらわなぞ、もうキスシーンは描き終えたぞよv」
岩角「想像はおでも寂しいぞー。おで、ちゅーだけじゃなくってもっと見たいどー」
水角「そんなのはわらわだって見たいさっ。けど…けど、ううう……」
風角「ひーちゃん様はイブの日に御屋形様の所へ来てはくれんのかな」
水角「いっそのこと御屋形様が連れ去ってくれればいいのにねえ…。ひーちゃん様はオクテだし…」
風角「ああ見えて、御屋形様も惚れた相手には慎重だからな」
炎角「ヒャホウ! 爆弾発言、イエッ! ちくっちゃうぞ、風角〜?」
風角「ば、ばばば馬鹿な事を言うなっ(大慌て)!!」

…どうやら、鬼道衆たちは冬コ○のための同人本制作に勤しんでいるようです。

バターン!!
しかし修羅場の彼らの前に、もの凄い音で扉を開く者がありました。
雷角「はあはあ…た、たたたたた……」
水角「あら、雷角。アンタ、夜食は?」
岩角「腹減ったどー!! 飯々ー!!」
雷角「ば、ばばばばカバな事を言うている場合か……っ!」
風角「……今、お前、ど〜しようもないギャグ言っただろ……」
雷角「ひ、ひひひひひ……」
炎角「何がおかしいんだ? イエ!!」
水角「ちょっと落ち着きなよ。一体何があったんだい?」
雷角「………ごく。聞いて驚くな、皆の者……」
一同「??」
雷「……ひ、ひーちゃん様がいらしている」
一同:しーん。
雷角「わ、わしも幻かと思うた…。しかし間違いない」
一同:しーん。
雷角「ひーちゃん様がいらしているのだっ! 御屋形様を訪ねていらしたのだっ!!」
一同:しーん。
雷角「お、おい…お前等…?」
一同「わーーーーーーー!!!!」(どどどどどど………)
雷角「ぶごっ!?」←踏んづけられた
一同「ビデオだカメラだ設置を怠るなーーーー!!!」(どどどどどど………)

さあ、貴方もこうしてはいられません!!


1.急いで後を追う。
2.え?九主ED?そんなの見たくないから戻る。