コワイヨコワイヨ。
岩山「ん…何だい、アンタ。何をフラフラしてんだい。新たな任務はどうしたい」
何故か引き寄せられたのは、岩山たか子先生の所でした。
岩山「全く、みんな忙しなく龍麻を探しに行っちまって、病院も暇だし、退屈だよ。アンタ、ここで遊んで行くかい?」
盲目の者「ぶんぶんっ」←首を横に振る
岩山「ふん、冗談だよ。アタシは化け物には興味ないんでね。おや…」
若頭「すまない。産婦人科って事だが…この兄サンを見てやってくれるかい」
死蝋「ううう…ひどいぞ、紗夜…。自分が1票も入らなかったからって兄に八つ当たりとは…」
若頭「…見ての通り、何だか瀕死の状態でね」
死蝋を運んできた若頭はふうとため息をついてたか子先生を見ました。
若頭「道端で倒れてたのを俺がたまたま通りかかったんで、ここに連れて来たんだが」
岩山「ほうほう。あんたら、2人共、なかなかイイ男だねえ…」
若頭「ん…? …先生よ、つまんない冗談はナシにして、治してくれるのかい、駄目なのかい?」
岩山「治してやってもいいけどねえ…。勿論、タダじゃないよ?」
若頭「ああ、分かってるさ。この兄サンがどこのどいつかは知らないが、面倒見ちまったからには…」
若頭は男らしく言い切りました。
若頭「治療費は俺が出すぜ。とにかく診てやってくれ」
岩山「ふんふん。気に入った。よし、コイツは任せておきな。ヒヒ…いじり甲斐がありそうだ」
若頭「…マズイ所に来ちまったかな? ん…おい、先生。ここは妙な動物の治療もやってんのかい?」
岩山「あん? ああ、そいつは関係ないよ。ちょいと今色々あってね。取り込み中なんだよ」
若頭「…取り込み中といえば…えらく綺麗なお嬢ちゃんがもの凄い顔してここの前を駆けてったぜ?」
岩山「ん…?」
若頭「どうにも見覚えのある顔のような気もしたが…いや、気のせいだな」
盲目の者「……」
若頭「あの時天狗山で会ったあの嬢ちゃんは…もっと清楚な面してたからな」
盲目の者「!?」
どうやらこの若頭は美里様に出会ったようです。
そうです、貴方は龍麻を探している最中!
ここで油を売っているわけにはいきません。
伊ちゃんの札が何故ここを指し示したのかは分かりませんが、とにかく何か行動しましょう!
1.美里様の後を追う!
2.この病院に残る。