いたずらひーちゃん♪
〜物語の幕開け〜
「監禁・ひーちゃん、差し入れを貰う」の巻
むくり……。
ん…何、何か用?
俺の名前は緋勇龍麻。健康優良児の高校3年生。
……え、今何をしているかって?
見て分からない?あっそ。まあ…分かるわけないよね。
俺はね。今、閉じ込められてるの。
どこにって?ここだよ、ここ!この「銀の竜」の企画室って所にね。
ネタがない管理人が俺をここに閉じ込めて、俺に何かその場つなぎをしろって…。
無理やり監禁しやがったんだ〜!!←絶叫
……とにかく。
こんな所に来ても何も良い事なんかないよ。
見るものなんかないし…。俺がふてくされてるだけだし。
あーあ、もう。だるい。かったるい。眠い。
もうここにいたくない〜〜。(じたばたじたばた)
ずっと閉じ込められたままで退屈なんだよー!!
一体いつまで俺をこんな所に置いておく気なんだーーー!!
はあはあ………。
このままじゃ、俺ストレスたまっておかしくなっちゃうぞ。
ん…? 何だよ、これは? は、差し入れ? ……ふーん。
ガサガサ……。←包みを探ってます
け、携帯……何だよ、これ……。
これで寂しさを紛らわせろって?……全くここの管理人は……。
お前がさっさと新しい企画を立ち上げればそれで済むんだよ、話は!!
こんなもんで俺を誤魔化そうったって…!
……………。
ピ・ポ・パ………。←早速使ってみる龍麻
トル……ガチャ!!!!
京一『もしもしひーちゃんか!? 今、一体どこにいるんだっ!?』
な、何だ……!?
京一『おい、ひーちゃんなんだろ!! 今どこにいるんだよ、無事なのかよー!!』
へ…な、何…? 俺、行方不明になってんの……?
京一『ひーちゃん! 答えろよッ!! ひーちゃん…なんだろ…!?』
きょ、京一…そんなに俺のこと心配…。(じーん)
…………。
京一『ひーちゃん!? ひー』(プツン)
ツーツーツー……。
ほ、他の人にもかけてみよっと。←ちょっと楽しくなってきたらしい
(こうして、退屈で仕方なかった龍麻によるいたずら電話攻撃が始まろうとしていたー)
つづく。