いたずらひーちゃん♪




第壱話「脅すひーちゃん♪」の巻



トルルルル…トルルルル……ガチャ。

醍醐「もしもし」

………………。

醍醐「もしもし? どなたですか」

……………れ。

醍醐「ん? 何ですか、よく聞き取れないんですが……」

……助け……く……れ……。
(かなり声色を変えて掠れた声を出す龍麻)

醍醐「な…!? ど、どうかしたのか? 大丈夫かっ!?」

(効果音発射:ヒュ〜ドロドロドロドロ……)
↑今時いいのか?ってくらい古典的なお化け登場のBGM

醍醐「はっ……!?」

(効果音尚も発射:ひたひたひたひた………ぴちゃっ。ぴちゃっ。ぴちゃっ)
↑水に濡れた足音

醍醐「だ、だ、誰なんだ……?」

……う〜ら〜め〜し〜や〜……

醍醐「!!?」

はぅわーーーーー!!!!
(脈略なく突然叫ぶ龍麻)

醍醐「うぎゃーーーーー!!!!」

ガチャッ。プープープー……。


あっはっはー!!
醍醐、あんなお決まりのように見事に驚くんだもんなーv
やっぱ醍醐にはホラーちっくないたずら電話に限るな♪
あ〜面白かったー!!
ん、何だその目は!
俺のやっている事を馬鹿にしているなっ。
それに何? あんないい人の醍醐君を脅すなんてひどいって?
ふん、俺がいなくなったのに、呑気にしている罰だ!!
俺は悪くないぞっ。

よーし、この調子でどんどんかけまくろうっと。
えーっと〜。どうしようっかな〜。
桜井には〜俺がどっかで瀕死になってるって言おうかな。
でもって美里には「好きです」とか告白しちゃうとか♪←シャレにならん
わーい、わくわくするぞ!
今度は誰にかけよっかなー♪



(段々物事の善悪が分からなくなっているひーちゃんであった……)



つづく。




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