いたずらひーちゃん♪




第弐話「調子づくひーちゃん♪」の巻



トルルルル…トルルルル……ガチャ。

紅井「ふわーい、もしもしー?」

大変だッ! コスモピンクがっ!!

紅井「ふわ?」

寝ぼけてる場合かッ! ピンクが悪者に誘拐されたぞ!!

紅井「な、何ィ!? ピンクが悪者に!? それはホントか!!」

本当だ! 早く助けに行け! ガチャ!!


トルルルル…トルルルル……ガチャ。

黒崎「はい、こちら黒崎スポーツ店!」

大変だッ! コスモレッドがっ!!

黒崎「ん? 何、レッドの奴がどうした?」

レッドが血迷ってピンクを襲おうとしてるんだッ! えらい事だ!

黒崎「はあ!? ま、まさかそんな―」

早く止めてくれ! このままじゃピンクが! ガチャ!!


トルルルル…トルルルル……ガチャ。

本郷「はい、本郷です」

大変だッ! コスモブラックがっ!!

本郷「え? は、隼人がどうかしたの!?」

ブラックがレッドに好きだと告白したんだ!

本郷「…………はい?」

衝撃の事実! しかもレッドも「実は俺も…」って言ってたぞ! ガチャ!!



わははははー!!
いやーアイツら、どういう反応示すかな〜vv
へへ、かなりびびってるだろうな!
あ〜面白かったー!!
ん、何だその目は!
その哀れみのような苦笑の顔はっ。
ふん、どうせ俺のやってる事は暗いよ! 陰険だよ!
でもコスモの奴ら、俺が悪者に捕まってるのに全然助けに来ない!
正義のヒーローとして失格だっ。

さーて、次は誰にかけよっかな。
えーとえーと〜。
ん……そういえば。
何でここにアイツらの電話番号なんか置いてあるんだ?
まるで俺があらかじめこうするのが分かっていたかのように…。
………。
ま、気のせいだなっ♪



(自分が踊らされていることに気づかないひーちゃんであった……)


つづく。




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