いたずらひーちゃん♪




第参話「ちょっとえっちなひーちゃん♪」の巻



トルルルル…トルルルル……ガチャ。

藤咲「はーい、もしもし?」

はあはあはあ………。

藤咲「……はン? もしもし?」

き、君、可愛い声してるね。 何才? 女子高生?

藤咲「………フフン。まあね」

そうなんだ〜。そ、それで―

藤咲「今日の下着の色はピ・ン・クよv」

!!!!

藤咲「ウフフ…見たい? 見せてあげようか〜?」

な、な、な………(焦)!!

藤咲「君こそ何才なのかなあ? 声からすると…中学生?」

!! ち、違う!!

藤咲「あ〜らごめんネ、ボク〜。あんまり可愛い声だからぁv」

むっ!! そ、そ、そんな事―!!

藤咲「ボク寂しいの〜? お姉さんのおっぱいあげよっか〜?」

!!! ガチャ!!!



ぜえはあぜえはあ……。
ふ、藤咲の奴…っ(赤面)!
何て男慣れしてんだ! 破廉恥な奴!!
(自分の犯罪行為を棚に上げ憤慨する龍麻)
し、しかも俺が中学生〜? 確かに声変えてたけど〜!
うう〜!!
何か…何か……。
く、悔しい〜!!!!

やっぱり、ああいう電話は藤咲みたいな奴じゃ駄目だな。
雛乃ちゃんがいいかな?
いや…何かもっと恐ろしいことになる気がする…。
(何となく雛に感じるものがあるらしい龍麻)
じゃあ…舞子とか!?
…駄目だ、アイツは何も感じそうもない。
うーん、アンコや雪乃にやったら後で殺されそうだし。
マリイにやったら犯罪だし。
(っていうか犯罪だ)

いたずら電話も難しいもんだな。
うーんうーん、悩むな〜。
あ、そういえば明日は京一の誕生日!
じゃあまた京一にかけてみよっかな♪
へへ、アイツになら何やっても許されそうだし!
そうしよっと!!



(すっかり自分が閉じ込められていることを忘れているひーちゃんであった……)


つづく。



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