風角「わー!! な、何だこの真っ暗闇はー(慌)!!」
水角「さ、さっきまであんなに明るかったのにー(焦)!!」
雷角「こ、これは…この不吉な気配は…そして圧倒的な威圧感は……(泣)」

ウゴー「ウ…ウ、ウゴー……【恐】!」


???「うふふふふふふ………」


風角「うぎゃーやっぱり〜!!」

水角「こ、この笑い声は〜!! いや〜!!」
岩角「………何も見えないど」
炎角「俺が火を灯すぜ、ファイアー!!」
雷角「ば…っ! や、やめろ炎角!」
???「うふふ…馬鹿ね……」
炎角「!!!? アウッチー!!」(ドッカーンッ!!)
風角「え、炎角ーッ!?」


謎の笑声を放つ人物がさらっと手を動かすのだけが4人(+ウゴー)には見えた。
その瞬間、炎を出そうとしていた炎角がいとも簡単に攻撃を受け、遠くへと飛ばされ倒された…。


水角「あ、あわわわわ……」(がたがたぶるぶる)
風角「ひいいっ。お許し〜!!」(土下座しまくり)
雷角「お、お待ち下さい! 我々は貴女様と事を構えようなどとは一切思ってはおりませぬ…っ!」
風角「そ、そうだ…! い、いやっ(焦)、そうでございますっ! 貴女様の大事なペットが迷子になっていたようですので我々はこれ、ここまで連れて来たに過ぎませんっ」
ウゴー「……ウゴッ!? ウゴウゴウゴーっ(焦)!!」
水角「ささっ、どうぞどうぞこのペットめをお連れ下さいませーっ」(我が身が1番)
岩角「まずいし、いらないど」
風角「ここここらっ、岩角!!」(慌てて岩角を抑えようとする風角)
???「うふふ…何を取り繕おうとしても無駄…。貴方たちの行動はすっかり見させてもらっていたもの。九角君も…本当に心の広いこと・・・こんな無能な部下をいつまでも傍に置いているのですものね」
鬼道衆「むっ【怒】」
???「あら……何か文句があって?」
鬼道衆「全くありませんっ!!」←コイツらにプライドはないんか
ウゴー「ヒ、ヒィ……」
???「ウゴー」
ウゴー「びくうっ!!」

???「随分帰りが遅かったじゃない? 私…ずっと心配していたのよ?」
ウゴー「ウ、ウ、ウ……」(汗だらだら)
???「うふふ…何を怯えているの…? それとも私の…主人の私の顔を忘れてしまった?」
ウゴー「ウゴーウゴー!! ぶんぶんっ!!」(いいえいいえと首を振るウゴー)
???「うふふ……」


何故か暗闇の中でもその笑顔は彼らにはっきりと見てとることができた。
その何者にも屈しない孤高の不敵な暴力的な、笑顔。
ウゴーの主人である美里葵様は軽やかに笑んで言った。


美里「ウゴー。迎えに来てあげたのよ…この私がわざわざね。…さあ、お前の働きの成果を聞いてあげるわ」



以下次号……







戻る9へ