龍斗「あ…いじけてる」
龍麻「た…龍斗…ッ!? どうしてここへ…!」(テーブルに突っ伏していたが、がばりと顔を上げて驚く龍麻)
龍斗「俺のあだ名はひーちゃん」
龍麻「うるさい、誰が呼んでなんかやるか! みんなとグルになって俺をこんな所に閉じ込めて【怒】!」
龍斗「俺は知らんよ。ただ流されるままに」
龍麻「それだって同罪だーッ!!」
龍斗「それより龍麻。お前のその横にあるの、何だ?」
龍麻「え……何が」
龍斗「それ。その美味しそうな色している水」
龍麻「……オレンジジュースの事か。一応ここには飲み物、食べ物だけは好きなだけあるからな……」
龍斗「俺も飲みたい」
龍麻「なら俺をここから出してくれ」
龍斗「駄目」
龍麻「何で【怒】!」
龍斗「俺、ただここに来て一服やってくれって言われただけ。えーとな、このマニュアルを読むと俺にお前をどうこうできる権限はないんだってさ」
龍麻「じゃあ何しに来たんだ〜【悲】」
龍斗「だから一服しに来ただけだって。喉渇いた」
龍麻「……さぞかし好き勝手なコメントしてきたんだろーよ」(やさぐれ)
龍斗「それで龍麻の本命は一体誰なんだ?」(龍麻が注いでくれないので仕方なく自分でオレンジジュースの入った水瓶を引き寄せて椅子に座る龍斗)
龍麻「知るか! そんな話なら俺は口きかないぞ!」
龍斗「………せっかく2人っきりなのに。龍麻とお喋りしたい」
龍麻「フン!」(そっぽを向く龍麻)
龍斗「…………」
龍麻「…………」(ちらと横目で龍斗を見る龍麻)
龍斗「……分かった」
龍麻「え……?」
龍斗「違う話にする。それなら口きいてくれる?」
龍麻「……そりゃ…まあ。俺も退屈だし」
龍斗「良かった」(にっこり)
龍麻「……ッ。それで何話すんだよ…っ」
龍斗「龍麻がキスしたい相手って誰?」
龍麻「おっ…同じ話じゃないかーっ【怒】!!」