魔人なドラクエ物語〜銀竜の覇者〜
第1〜43話 これまでの話を振り返ってみよう! 



龍麻「 …というわけで…」
京一「 ひーちゃん、一体ここは何の部屋なんだ?」
龍麻「 あまりにもほっておかれたせいで、きっと読者さんは俺たちの旅の様子なんか綺麗さっぱり忘れてるだろ」
京一「 まあそうだな」
桜井「 ひーちゃんなんか檻に閉じ込められた挙句鬼道衆に食われかけて、そんでもってその後また放置だったもんね!」
龍麻「 ………(涙)」
京一「 お前はひーちゃんに辛い事を思い出させんじゃねえよッ!」
桜井「 むっ、何だよ! そういう京一はひーちゃんを置いて勝手にパーティから離脱したくせに!」
京一「 しょーがねえだろ! 俺はひーちゃんの為にもっと強くなんなきゃなんねーんだから!」
醍醐「 こらこらお前たち、いい加減にしないか。バラバラに話していたんじゃ、これまでのあらすじにならん。順を追って説明していかないとこのページの意味がないぞ」
美里「 うふふ…何ならいっそのことこんなページ燃やしてしまうといいわ。ね、マリィ?」
マリィ「 マリィ、葵ママが命令するナラ燃やすヨ!!」

一同( ……自分の出番がないからかなりキレている…!汗)

龍麻「 美里」
美里「 あら、どうしたの龍麻?」
龍麻「 えっと、しょうがないから俺話すよ。だからこのページ…燃やさないでくれないかな?」
美里「 まあ…龍麻にそんな風に言われると私も頷くしかないわね。ね、マリィ?」
マリィ「 マリィ、龍麻パパの言う事絶対!!」
京一「 ……(疲)。じゃ、ひーちゃん。頼むわ」
龍麻「 うん」



  俺は外れ村に住んでいたごく平凡な村人だったんだけど、父さんからある日突然「勇者になれ」って言われて村を追い出された。
  村の外になんて出た事なかったし、武器も持っていなかったからいきなり死にそうになったりもしたけど、道中出会った京一や小蒔ちゃん、美里、それに醍醐と知り合って、俺は無事に「勇者を募集」しているという大国・秋月に行く事ができたんだ。
  そこでまた比良坂さん、雨紋、舞子ちゃん、マリィ。それにパーティ編成をしてくれる藤咲さん、アヤシイ占い師・裏密さんなんかとも知り合ったりして、俺のパーティは知らない間に凄い勢いで膨れ上がっていった。
  王様にも会って、そこでまた村雨や芙蓉さんとも仲間になって。
  あ、でも。知り合っても仲間になってくれない奴もいた。壬生って言うんだけど。
  でも壬生は村雨と芙蓉さんと一緒になってローゼンクロイツ攻略の手伝いをしてくれたりして、本当にいい奴だった。何でも何かの呪いにかかっているらしいけど、それを解く事はできないって…どことなく寂しそうだった。また会えるといいなって思ってる。
  知り合ったけど仲間になってくれない奴はまだいる。秋月のお抱え魔法使いの御門。何だかいつも怒っていてコワイ。
  その御門はローゼンクロイツ攻略の後、今度は俺に早く東の洞窟へ行けって言って…。
  俺は今度は【勇者の証】を得る為に、京一と美里(とマリィ)と一緒に洞窟へ行ったんだ。
  そしたらそこで『四神を集めろ』ってメッセージが……。



京一「 思えば4神イベントから一歩も先に進んでねーな」
桜井「 管理人的にはさくっと終わらせるつもりだったらしいけどね」
醍醐「 整理するとこうだな。勇者の証があるだろう洞窟の奥へ入る為には、4神の力がいる。その4神は白虎、朱雀、青龍、そして玄武からなる。それらを集めて再度洞窟へ向かえば…勇者の証が得られると」
桜井「 白虎は醍醐クン!」
マリィ「 朱雀はマリィだヨ!」
京一「 ここまでは順調だったわけだ。しかし青龍は…」
アラン「 ハ〜イ! ボクのコト呼びましたカ〜?」
龍麻「 青龍のアランを仲間にするのは結構大変だったね。ハーレムタウンは入国審査があったから…」
京一「 へへ…まあひーちゃんの魅力で一発合格だったけどな!」
龍麻「 お、思い出させるなよっ。あ、そういえばそのハーレムタウンでは、また新しく仲間になってくれそうな奴とも会ったんだ。劉って言うんだけど、何だかすごく強そうだった」
京一「 む…俺より強いか?」
龍麻「 さあどうだろ…。けど、その同じ町で知り合った道心先生に言われて、京一はそこで修行する為に俺たちから外れる事になったんだよな」
京一「 ひーちゃん、待ってろよ! 俺、絶対強くなって帰ってくるからな!」
龍麻「 ……うんっ」
桜井「 …はいはい、熱いのはそこまでにして。ひーちゃん、それじゃあ4神を集めるのはあと玄武だけになったわけだよね。あ、でも鍵のことと鬼道衆のことは語らなくっちゃ!」
龍麻「 そうだね。それじゃ続きを説明するよ」



  4神のことを教えてくれた奴に、徳川王国に住んでいる骨董品店・主の如月翡翠って奴がいたんだ。何だかぶっきらぼうでどことなく人を遠ざけている感じ…。俺のことはあからさまに「勇者だなんて思ってない」なんて言って…俺、嫌われているみたい。
  でもその如月が教えてくれた事には、4神にはそれぞれ己を証明する「鍵」があって、東の洞窟を開けるにはその鍵がいるって事だったんだ。如月はまず玄武を除いた3神と鍵を集めて、それができたらまたここに来いって言った。そしたら鍵を使う方法を教えるからって…あいつは何でそんなに詳しいんだろう? それに玄武は集めなくて良いのかなって思ったけど…。
  でもとにかくもその如月の言う通りに動いた…けど、「鍵」の方は3神まで集ってくれた後も全然揃わなかった。
  その時マリィは美里と行方不明だったし、アランは鍵をその美里にあげちゃったって言う。醍醐はリビングデッド佐久間に盗られたって事で…(佐久間の話はしたくないから割愛・汗)。
  でも秋月に戻ってきた時、マリィが町に戻ってきていて2つの鍵を俺に渡してくれた!
  それであとはリビングデッド佐久間から醍醐の鍵を取り戻すだけだったんだけど…。
  ……突然現れたその佐久間に、手に入れた鍵を全部盗られちゃった(汗)。それで佐久間を捕らえる事になったんだ。本当は見るのも嫌なのに……。
  それと! 何故か4神が持つ鍵を狙っているらしい「鬼道衆」って鬼面の人たちが現れたんだ。
  ヘンな人たちで…悪者なのかイマイチ分からないけど、仲間にはならないみたい。俺のこと「ひーちゃん様」なんて呼ぶんだけど。
  ともかく、俺たち以外の謎の勢力が何かを企んでいるってのは間違いなさそうだ。「御屋形様」って人の下で……。



桜井「 そういうわけで、ひーちゃんは鬼道衆たちを牽制しつつも、佐久間に奪われた鍵を取り戻さなくちゃいけないってところなんだよね!」
醍醐「 そこまで言って2ヶ月も放置か…。しかしその分、龍麻は十分休めただろう」
龍麻「 まあね。来週からはまたバリバリ頑張るよ! みんなよろしく!」
桜井「 もっちろん! あ、京一はパーティ抜けてるんだから帰った帰った!」
京一「 う、むかつくなあ。けど、後でめいっぱい活躍してやっからな!」
龍麻「 うん、期待してる。……あれ、ところで。美里はどこへ行ったんだろ?」
桜井「 あれ、そういえばいない…?」
マリィ「 葵ママ、ストーリーに忠実ニ、姿を隠すって言ってタ!」
醍醐「 案外と律儀だな…」
龍麻「 美里…俺も頑張るから、美里もそのうち戻ってきてくれな!」



美里「 うふふふ…勿論よ、私の龍麻……v美里主EDを目指して頑張りましょうね…!」





  《現在の龍麻…Lv13/HP70/MP50/GOLD5555》


【……というわけで、44話へつづく。】