龍麻:翡翠!!

 如月:……! 龍麻……!
 龍麻:へへ、翡翠、遅れちゃったけど…来たよ!
 如月:…………

 龍麻:……? 翡翠? あ、やっぱりこんな遅くなっちゃったから怒った?…って、わっ!
 如月:龍麻…会いたかったよ…。(龍麻を思いっきり抱きしめる如月)
 龍麻:ちょ…っ!? ひ、翡翠、一体どうしたんだよ…? わ、苦し…っ。
 如月:今日まで君の事を考えない日はなかった。僕にとって君がどんなに大切な存在か、僕は―。

 龍麻:ひ、翡翠…。ご、ごめん…俺、そんなに心配かけていて…あ、あのな…。
 如月:いいんだ、大丈夫だよ、龍麻。あの悪魔のような女性は僕が片付けておいたから。
 美里:あら、如月君。悪魔のような…って、誰のことかしら?(突然わいて出る美里嬢)
 龍麻:あ、美里! あれ、お前が持ってきてくれたんだろ? 俺、ちょっと探しちゃったよ。
 美里:うふふ。龍麻に箸より重い物を持たせるわけにはいかないものね。
 龍麻:あのなあ。まったく、美里はいっつもそうやって俺をからかうんだからなぁ。
 美里:うふふ。だってムキになる龍麻はとっても可愛いんだもの。はい、それじゃあ如月君、これ。


 10月25日 緋勇龍麻と美里葵から リボンのついた白い箱を手渡された。




如月:これは…? 龍麻と美里さんからって…? …また、開店祝いかい?
龍麻:違うよ。いいから、開けてみろって!

如月:……ケーキ?(箱の中には可愛らしいイチゴのショートケーキが!)
龍麻:翡翠、誕生日おめでとう!!
如月:………え?

美里:うふふ。如月君、貴方自分の誕生日を忘れていたの? さすが守銭奴さんねv
如月:……誕生日? ああ、そういえば…。
←美里の厭味は聞いてない
龍麻:俺、何か自分の手でお祝いしたくて。そしたら美里が手作りケーキは?って言うから。
如月:……それで美里さんと?
龍麻:そう。美里、結構うるさくてさー。なかなかOK出してくれないんだもん、苦労したよ。
美里:それじゃあ、誕生日パーティの支度しましょうか? そろそろみんなも来る頃よ。



では如月翡翠お誕生日パーティ会場へ!




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