(28) 創の親戚―創の父方の祖父―は、海岸沿いを行った先にあるやや丘陵の土地に大きな平屋を構えていた。近隣にはぽつぽつと同じような古い木造家屋や自家農園が見受けられたが、創の祖父と同居する叔母夫婦は「この辺は学校の教科書に載るくらいの過疎地なんだ」と言って笑った。 雪也たちがそんな祖父宅に到着した時、辺りはもうすっかり暗くなっていた。当然近所に人や車の通りはなく、夕方の17時で閉店するという小さな雑貨屋もシャッターが閉じていたので、5人を迎えたのは傍の海岸から聞こえてくる穏やかな波の音と、そこから吹いてくる風のざわめきだけだった。 もっとも、ひとたび祖父宅の扉を開けば、若い者たちを歓迎する創の祖父と叔母夫婦の明るい笑い声がそれに加わったのであるが。 「 遠い所からよう来たねえ」 創や那智の親たちとは姉弟にあたるという彼らの叔母が、玄関先に1番に出て来て人懐こい笑みを浮かべた。白髪の目立つ髪を一つに結った割烹着姿の叔母は、雪也や涼一、それにうさぎの姿を見ると大喜びし、3人を居間に押しやったかと思うと随分前から用意していたのだろう、手製の海の幸を次々と振舞った。創の叔父にあたる人物も叔母同様明るく快活な人物で、3人の娘を嫁に出した今は自分の畑を耕して悠悠自適の生活をしているのだと胸を張って笑った。 「 おじいちゃんもねえ、創や那智が来るの、今日は朝から楽しみにしてたんだよお」 幾ら注がれても際限なく叔父と酒を酌み交わしてケロリとしている涼一、遠慮がちな雪也、ばくばくともの凄い勢いで食べ物をほおばるうさぎを交互に眺めながら、叔母はようやく自分の身内である創に声をかけた。那智は祖父宅に辿り着くや否や、従姉たちの部屋に1人閉じこもってしまったのだが、代わりに祖父の話し相手を務めていた創は叔母にそう言われて穏やかな笑みを見せた。こんな風に笑うのか、と傍で見ていた雪也などはそっと思ったのであるが。 「 俺も爺さんや叔父さんと一戦交えるのを楽しみにしてきたからね。後で勿論、やるよね」 「 おお、おお。まだまだお前には負けんからな」 幾十にも重なった皺を更にくしゃくしゃにして、創の横に胡座をかいていた祖父は嬉しそうに笑った。年齢も八十を越えるという創の祖父は、しかし趣味の多彩な人で、朝は海釣り、日中は読書、そして夜はチェスをするのが日課なのだと雪也たちに自慢気に言った。創にチェスを教えたのもこの祖父らしく、涼一が創を負かしたという話を聞くや否や、まだ食事を済ませてもいない客人を無理やり自分の部屋へ引っ張って行こうとしたほどだった。 今日初めて出会った人たちの生活の中に突然押し入ったというのに、雪也はそんな明るい空気に包まれて、自分の心がひどく静かになるのを感じた。多少緊張していた気持ちも今は消え、お猪口に注がれた透明の酒を眺めた後、雪也は少し席を外して携帯から母のいる自宅へ電話を掛けた。そうできる気分だった。 母は電話に出なかったのだけれど。 「 君らの寝る所はここ。あ、蒲団とかは叔母さんが敷きに来ると思うけど、もう寝たかったら勝手に出して敷いていいよ。そこの押し入れに入っているから」 居間を出て長い渡り廊下を行った1番奥の部屋が広い客間になっていた。雪也と涼一はそこに通され、創は「自分は爺さんと徹夜でゲームするから」と言って楽しそうに笑った。涼一は入口近くの場所に自分の荷物を投げるようにして置くと、掛け軸や壺などが飾られている昔ながらの和室をきょろきょろと見渡しながら創に声をかけた。 「 お前の爺さんって、あ、あの叔母さん夫婦もだけど、やたらと気が若いな。ちょっと想像と違った」 「 那智姉さんみたいに陰気な感じだと思った?」 創がやや口の端を上げて自嘲気味に言うと、涼一は悪びれもせずに頷いてから言葉を切った。 「 ああ。そんでもって家もこんな立派なやつじゃなくてさ。まあ、広いんだろうなとは思ってたけど…何かこう、何かが出そうなさ、そんな感じかと思ってた」 「 涼一」 雪也が創に気を遣って咎めた風に呼んだが、涼一は尚も平然とした風に障子をすらりと開けると、真っ暗な闇に目を凝らしながら窓越しに外の景色を指差した。 「 この裏手は山? 海は確か逆方向だよな」 創はいつまでも荷物を持ったまま部屋の入口に突っ立っている雪也から鞄をひったくるとすぐにそれを壁際に置き、涼一に答えるべく口を開いた。 「 ああ。まあ、山ってほどのものでもないけど、夜は暗いし何も見えないから危ない。行かない方がいいね。けど昼間は散歩してみてもいいかも。鳥とか花とか、東京じゃ見られない種類多いよ」 それから創は「それなりに見られる所は明日案内するから」とつけ足し、ちらりと雪也を見た後、「さてと」と腕時計を見て微笑した。そうして未だ何も見えない外の景色に目をやる涼一の背中に声をかけた。 「 とりあえず夜の田舎ってやる事ないから。今日は疲れただろうから風呂にでも入ってゆっくり休んでよ…って言いたいところだけど、剣君は俺と爺さんたちの相手してくれよ。一戦でいいから」 「 えっ、本当にやるのかよ!」 「 爺さん、もう盤出して待っているから。先の短い年寄りにさ。頼むよ」 「 ……面倒臭ェなあ」 涼一は心底かったるいという顔をしたが、それでも雪也の方を少しだけ気にしたようにして見ると、「分かったよ」と大きく嘆息してから頷いた。 「 じゃあ、行こうか。桐野君はどうする」 「 あ…俺、ちょっと電話……」 「 どこに」 これには涼一がすかさず訊いた。雪也が「家」と答えると、涼一は途端にすっと表情を消して、特に何を言うでもなくそのまま先に部屋を出て行ってしまった。客間に残った雪也はまた所在なげにその場に立ち尽くしていたが、創が「それじゃあ、風呂は勝手に使っていいから」と言って涼一の後について出て行くと、不意に力が抜けたようになってそのままその場に座りこんだ。 しんとした畳の匂いがする部屋の中で1人になると、途端に海岸の方から波の音が聞こえてきた。雪也はじっと目を閉じたまま、しばらくはそうして波の音に耳をすませていた。 家に電話を掛けるとは言ったものの、つい先刻掛けて出なかったのだ。母は出かけているのかもしれないと思った。そして、それならばもう今夜は掛けても無駄だろうと心のどこかで答えを出している自分もいた。そもそもあの家に1人でいる母というのを雪也は想像する事ができなかった。また誰かとデートだろうか。しかし、最近の母の態度から、そして「必ず毎日電話すること」と言ったどことなく寂しそうなあの表情から、雪也は母が電話に出ない事を不審に思わざるを得なかった。 鞄から携帯を取り出して、雪也はそれをじっと見つめた。 護にも掛けてみようか、という考えがちらと頭を掠めもした。けれど雪也はこれにはすかさず首を振ってその考えを戒めた。連休の予定は互いに何の確認もしなかった。雪也も護の予定を訊かなかったし、護も雪也の予定を訊かなかった。 護は必要ならばいつでも傍にいると言ってくれた。だが、それならば護自身が雪也を必要だと思う事はないのだろうか。護の方から雪也に来て欲しいと頼む事はないのだろうか。 ぼんやりとそんな事を思いながら、雪也は一度しか掛けていない、けれどもう頭の中にすっかり刻み込まれている護の電話番号を頭の中で何度も何度も反芻した。 甘えたい。 甘えてはいけない。 そんな想いが何度も胸の中を交錯した。 「 桐野」 その時、不意にきんとした声が耳に飛び込んできて、雪也は驚いて目を開いた。いつからそこにいたのだろうか、いつの間にか傍にうさぎが座っていて、じっと雪也の事を見つめてきていた。 「 う…さぎ?」 さすがに狼狽して雪也が携帯を鞄に押し込みながら困惑した顔でうさぎを見つめると、相手は叔母から貰ったのだろうか、大きなりんごをかじりながらどかっと勢いよく座り、「何してる?」と再び大きな声で訊ねてきた。 「 何って…別に…」 「 創は」 「 あ…お爺さんや涼一とチェスだと思うけど…」 しかし雪也がそう言うと、うさぎはぶんぶんと首を横に振ってから「創は」と繰り返した。 そして言った。 「 創は、うさぎのこと好き?」 「 え……」 ここで雪也は初めてうさぎが創の所在を訊いているのではないという事に気がついた。 じっと逸らされない大きな瞳に圧倒されたが、しかしそう雪也に訊ねてきたうさぎの声は、先ほどとは比べ物にならないくらい小さなものになっていた。 「 創、うさぎのこと好き?」 そしてうさぎはもう一度雪也に問うた。雪也は咄嗟に頷いていた。 「 好きだよ、きっと」 「 本当?」 「 うん」 「 ………」 しかし頷く雪也に、うさぎは別段嬉しそうな顔も見せず、ただ黙って見返したまま後は沈黙してしまった。雪也はそんなうさぎとの空間に居心地の悪いものを感じながら、しかしどうともできずにその場に座っていた。 うさぎは相変わらず長い髪をぼさぼさにしたまま、その場に足を投げ出して座り、りんごをがつがつとかじっていた。見た目は少女そのものだった。しかし、この乱暴な所作がやはり少年のものに見えなくもなかった。雪也はうさぎに嫌がられないように気をつけながら、傍のうさぎの姿をじっと観察した。 「 あーら。うさぎちゃんもここにいたの?」 すると渡り廊下をどたどたと勢いのある足取りで叔母がやってきて、2人のいる客間に顔を出してきた。そうしてにこにこと笑いながら雪也に小さく切ったりんごののった皿を差し出した。雪也が恐縮して礼を言うと、「何の何の」と叔母は豪快に首を横に振った。 「 叔母さんたち、とっても嬉しいよお。創も那智も、友達連れて田舎帰って来る事なんて、今までなかったもの。それに年寄りばっかの家でしょう? 賑やかでいいんだあ」 「 あ、ありがとうございます」 「 今日はもう遅いから。ゆっくり休んでな。この辺り、特になーんもないけど、でも綺麗な海に山、それにありがたいお寺さんあるから。見て回るといいよ」 「 お寺…ですか」 「 那智もねえ、お坊さんのお話でも聞きに行くといいんだ。あんな子だけど、根はいい子だから。雪也さん、よろしくねえ」 「 あ、那智さんはもう具合は…?」 「 ああ、大丈夫だよ。長く車乗っていたもんだから、疲れたんだよ。でも、さっきご飯も食べられたから」 「 そう…ですか」 「 那智はねえ…本当に、私は自分の娘より気になる娘なんだよ」 「 は、はあ…」 雪也がそう言う叔母の言葉に戸惑っている間に、うさぎは叔母が雪也の為に持ってきたリンゴまで取ってしゃりしゃりと口にほうばっていた。そしてそんなうさぎに創の叔母が、「ほんにめんこい子だ」と言って笑うと、固めていた表情を少しだけすっと緩めた。 それから数時間ほどして涼一がぐったりとした顔で部屋に戻って来た。 「 もう風呂入ったの?」 「 うん」 叔母に促されるままにとうに風呂を貰って蒲団の上でくつろいでいた雪也は、疲れたような表情の涼一を見て開いていた本を閉じ、上体を起こした。 「 ゲーム終わったの?」 「 無理やり終わらせた。創と爺さん…爺さんとは2戦もやってやっただろ。その後、おっさんまでやるとか言い出したんだけど、寝るって言って出てきた。でもあの人たちは大検討大会始めてる」 「 勝ったの?」 「 勝ったよ」 何でもない事のように涼一は言い、それから「俺も風呂入ってくる」と言い、鞄からごそごそと着替えを出し始めた。それから、ふと思い立ったように振り返って実に嫌そうな顔をした。 「 なあ…そいつは、出て行くんだよな?」 「 え…」 それは二組敷かれた蒲団の間にねっ転がっているうさぎを指して言ったものだった。雪也は戸惑ったようになりながら、自分の横に寝そべるうさぎを見つめ、それから涼一を見やった。 「 創が…出てくればそっちへ行くんだろうけど」 「 駄目だ、あいつらどうせ徹夜だよ。けど…おい、ガキ! お前は何でここにいるんだよ!」 涼一は腹立たしそうにうさぎを見やり、多少乱暴に声をかけた。しかしうさぎはそんな涼一の方はちらとも見ずに、うつぶせになったまま雪也の枕を抱きかかえてじっと蒲団を見つめているだけだった。それで涼一はますますむっとしたようになって傍に寄って声を荒げた。 「 こら、ガキ! 聞いてんのかよ! お前の寝る場所はどっか違うとこだろーが! さっさとそっち行けよ! 何当然のように雪の隣陣取ってんだ!」 「 りょ、涼一…」 乱暴で粗雑に見えるところがあっても、うさぎはまだ小さい。こう見えて一人で眠るのが怖いのではないかと雪也は気にしていた。 幼い頃の自分もそうだったから。 するとそんな雪也の気持ちを察したのか、涼一は少し考えた風になってから、それでもうさぎに向かって声を投げた。 「 お前、1人で寝るのが嫌なら那智の所でも叔母さんの所でも行けばいいだろうが。何でそっち行かないんだ?」 「 嫌だ」 すると初めてうさぎは腹を立てたようになって涼一に向かってぎっとした視線を向けた。それに涼一が怯むなどということは決してなかったが。 「 何で嫌なんだよ」 「 嫌だ!」 「 だから何でだって言ってんだろ!」 うさぎのキンとした声に触発されたような感じで涼一も怒ったように声を返す。傍で見ているとくだらない兄妹喧嘩のようにも見えた。しかし雪也がそんな2人を止めようと声を出しかけた時、不意にうさぎがごろりと身体を移動させてぴょんと跳ね起き、そんな雪也の胸にぎゅっと抱きついてきた。 「 ……ッ!」 これには雪也も驚いて声を失った。勿論、涼一も。 「 こ、こら! テメエ何やってんだ、離れろ!」 それでも一拍置いた後に涼一はすぐさま立ち直って、雪也の胸に甘えたようになったうさぎに怒鳴り声をあげた。それでもうさぎはびくともしなかったのだが。 「 こら聞いてんのか! 雪から離れろって!」 「 嫌だ!」 「 嫌だじゃねえ! 離れろっての!」 「 何で女の部屋で寝ないといけない!」 「 は? 知るか、いいから離れろ!」 大人気なく取り乱している涼一はうさぎのその言葉にまるで反応を示さなかったが、雪也の方ははっとして自分に縋りつくうさぎを見つめた。 顔を隠し、くぐもってそう言ううさぎは、先ほども叔母が一緒に風呂に入ろうかと誘ってきた時、ひどく嫌そうな顔をしていた。直接叔母には何も言わなかったが、それでも明らかにうさぎは気分を害したようであった。 「 うさぎ…?」 雪也はそんなうさぎにそっと声をかけた。うさぎは答えない。ただじっと雪也に縋りつき、そのまま動かなくなった。 やはりそんなうさぎの姿は、何かに怯え、いつも寂しくて護に縋っていた昔の自分に似ていると思った。 「 涼一…うさぎもここに置いていいだろ?」 だから雪也はもう言っていた。そして相手を怯えさせないように、うさぎの背にそっと手を回そうとした、その時。 不意に外から何やらうめき声のような、奇声のような音が聞こえた。 「 何だ…?」 涼一が怪訝な顔をして立ち上がり、襖を開いて廊下の方へ視線をやった。するとどたばたという慌しい足音と、何やら創たちの話し合う声が微かに聞こえてきた。 「 どうしたの…?」 雪也もただならぬ様子にうさぎを気遣いながらも身体を伸ばし、視線を廊下の方へやった。涼一は既に部屋を出て創に事情を訊きに行っている。するとうさぎもだっと立ち上がり、そんな涼一に続いて外へ飛び出した。雪也はそんな2人の後を追う形になった。 「 那智姉さんがちょっとね」 創は涼一に何事か事情を説明していたが、後から来た雪也の存在に気づくとそれだけをまず言った。 「 那智さん、どうかしたの?」 「 何か家から飛び出ちまったらしいよ」 涼一もまだ事情をよく飲み込めていないようだが、振り返って雪也に言った。玄関の方では懐中電灯と車のキーを持った叔父が逸早く外に出て行こうとしているところだった。創も上着を着込み、外に行こうとしている。 「 おい、俺らも探そうか?」 涼一が雪也よりも先にそう言うと、創はちらと視線をやってから「ありがとう」と言い、それから「でもいいよ」と続けた。 「 行き先、分かっているんだ。迎えに行くだけだから心配しないでいいよ。騒がせてごめん」 「 心配するなって言われてもさ、こんな時間に飛び出ちゃうなんて一体どうしちゃったわけ?」 「 うん」 ずけずけと訊く涼一に創は別段不機嫌にもならず、どことなく思案した風になって珍しく後の言葉を続けられなくなっていた。しかし不意に自分の元にやってきてぎゅっと手を握ってきたうさぎに気づくと、創はすぐにいつもの冷静な表情になり、雪也たちに向き直った。 「 実は改めてどうしたのかと訊かれると、それは俺にも分からないんだ。どうして…あんなに苦しむのだろうな? あの人は…」 「 は?」 「 創…」 ぽかんとする涼一、心配そうな顔をする雪也に、創は自問自答するような言葉を吐いてから、もう一度「大丈夫だから」と言った。そうしてうさぎの頭を一度撫でると自分から手を離し、「とにかく行ってくる」と外で車を出して待っている叔父の元へと走って行った。 「 人一倍、考え込む子だから」 ふと背後から声がして振り返ると、創たちの叔母が寂しそうな顔をしてそう言っていた。それでも無理に笑って見せると、「大丈夫だから」と創と同じように言った。 「 ……大丈夫って言われると余計心配にならないか?」 「 え?」 すると涼一が突然そんな事を言い、どことなく真摯な顔をして雪也のことを見つめていた。雪也が戸惑ってそんな涼一を見返すと、その後すぐに静かな声が返ってきた。 「 雪。お前は…大丈夫か?」 「 涼一…?」 涼一の真意を測りかねて雪也は戸惑ったように相手の名前を呼んだけれど、それに対する反応はなかった。涼一はふいと視線を逸らすと、今度は雪也の傍に立ったままのうさぎを見下ろし、「お前も大丈夫じゃないんだろ」などと言ってばしりと頭を軽くはたいた。うさぎはむっとしたようにそんな涼一の手を払いのけたが、涼一ははっとそれを鼻で笑い飛ばすだけだった。 |
To be continued… |