「カバンを無視して毒草探しを続行する」場合



 冷たい麗司兄さんとなるべく関わり合いになりたくなかった龍麻は、カバンは「見なかった」ことにして、父親から頼まれた毒草を探すべく、どんどんと森の奥へと入っていきました。

 すると、突然視界が開けて目の前に小さな泉が現れました。
「わあ、すごく綺麗だ…」
 龍麻がそうしてその泉のあまりの神々しさに目を奪われていた時です。突然その泉からすうっと世にも美しい女の人が現れました! 黒い髪を肩までなびかせ、口許には優しげな微笑をたたえています。まるで、そう絵本に出てくる女神様のようです。
 そして、その女神様は突然龍麻にこう言いました。
「私は葵女神。貴方は龍麻ね。さあ龍麻。貴方が探しているものは、この毒草かしら? それとも、こちらの薬草?」
「え…?」



 さて、龍麻が出す答は・・・?

@ 「毒草です」と答える
A  驚いて声が出ない