Bの選択をした場合





「…もう一度、勝負しねえか」
  天童が何気なく出したセリフに、龍麻はぴくりと反応を返した。
「勝負…?」
「ああ。お前ともう一度戦いたいと思ってな」
「へえ…」
  すぐに乗って来るかと思われた龍麻だったが、薄く笑っただけで、後は俯いて酒を飲んでいる。天童は眉をひそめた。
「嫌か」
「別に…。でも多分、俺の方が強いよ?」
  龍麻のセリフに天童はぞくりとして、思わず笑みをこぼした。
「そう思うんなら何の問題もねえだろう。外へ出ろ、龍麻」
「う、ん……」
  けれども龍麻はどことなく歯切れ悪く、動こうとしない。
「おい、てめえ何してんだ。早く立て」
「………」
  無言の龍麻。さあそれに対して天童は?


A 無理やり腕を引っ張る
B ただじっと見つめる