Aのセリフを言った場合





「龍麻…」
「え…?」
 酔いで表情がぼーっとしている龍麻が顔を上げたと同時に、天童はもうその龍麻のことを力まかせに引き寄せていた。
「て、天童…っ?」
 急なことに戸惑い、赤面する龍麻。けれども天童は構わずに言った。
「お前…俺のものになれ」
「え…?」
「聞こえなかったのか? 俺のものになれと言ったんだ。てめえには、俺しかいねえ。てめえのような奴を抱えきれるのは…な」
「で、でも…僕たちは…」
「何だ? 敵同士だって言いたいのか? そんなのはもう昔のことだ。俺が知りてえのは今のお前自身の心だ。俺についてくる気があるのか、ないのか」
「………」
 龍麻は顔を真っ赤にしつつも、なかなか返答をしない。業を煮やした天童は、そんな龍麻をさらに引き寄せると、強引に唇を奪おうとした。
「ま、待って、天童…っ!」
 それに対して龍麻が必死になってそう言ってきた。さあ、天童は…?



A 構わず押し倒す!強気で勝負!
B 待ってやる